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2016-04-22

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』特集
“アベンジャーズ”好き俳優・佐野岳が語る魅力とは!?

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』特集“アベンジャーズ”好き俳優・佐野岳が語る魅力とは!?

ゴールデンウィークNo.1の話題作!あの最強ヒーローチーム“アベンジャーズ”がふたつに引き裂かれて戦いを繰り広げることで世界中が大注目する『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。同作に熱い視線を送っているのが、アベンジャーズ好きであり、自身もアクションが得意という人気俳優の佐野岳。そんな彼にその魅力と注目ポイントを語ってもらった!!
佐野岳「もう夢のような作品!“なぜ”視点で楽しみたい!!」
『アベンジャーズ』の魅力はケタ違いの迫力映像と人間ドラマ
佐野岳
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

――佐野さんは『アベンジャーズ』をはじめ『アイアンマン』『スパイダーマン』などマーベル作品が大好きだと聞きましたが、その魅力とはどんなところにあるのでしょうか?
佐野もともとアクションものが大好きなんです。そのなかでもマーベル作品はアクションシーンの映像の迫力がケタ違いです。しかもアクションだけではなくて、そこに至るまでのいろいろなドラマがしっかり描かれていて、最初に観たときに作品全体のクオリティというか、楽しめる要素が満載の完成度の高さに驚かされました。そんなマーベル作品のヒーローたちが大集結する『アベンジャーズ』は、もうヤバイです。ヒーローそれぞれの個々の戦い方にもすごく個性があっておもしろくて、魅了されました!

――そんな『アベンジャーズ』のなかでお気に入りのキャラクターはいますか?
佐野アイアンマンです。普段のトニー・スタークはちょっぴりダメ男(笑)。それが、決めるときはまるで別人のようにしっかり決める。同じ男としてすごくカッコいいと思います。それをロバート・ダウニー・Jrさんが演じているのも最高ですよね。アイアンマンを観ていると、こういう人になりたいなとさえ思います。

――今現在で、佐野さんとアイアンマン(トニー・スターク)との共通点はありますか?
佐野全然ないです!(笑)。共通点がないからこそ、憧れるんです。

――ヒーロー然としていないというか、完全無欠な人間ではないところがいいんでしょうね。
佐野そうですね。ただひたすら強い正義の味方というヒーローもカッコいいと思いますが、より惹かれるのはマイナスポイントや人間味があるキャラクター。そういう部分も物語のなかでしっかり描かれているところが、映画のおもしろさにつながっているんですよね。だから老若男女から愛されて、世界中であれだけのヒットになるんだと思います。あと、キャラクターとしてはスパイダーマンも大好きです。

――スパイダーマンのピーター・パーカーも普段は普通の高校生ですからね。
佐野僕が最初に観たマーベル作品が『スパイダーマン』なんです。スパイダーマンがビルの合間を飛び回る映像もグリーン・ゴブリンとのアクションシーンも、MJ(ヒロイン)との切ない恋物語もすごくよかったです。そのスパイダーマンが初めて『アベンジャーズ』シリーズに登場するのが、『シビル・ウォー』なんですよね! しかも、そのテーマは“友情が、友情を引き裂く”で、いままで仲間同士だった彼らがチームに分かれて戦い合うって、どうなっちゃうんですか!? もう夢のような作品です。男性は大興奮間違いなしですし、その対決までの物語も、そういう状況に追い込まれていくヒーローたちの苦悩や葛藤があるはずで、そこもドラマチックで絶対おもしろいですから女性だって楽しめますよ! いまから公開が待ち遠しくてワクワクしています!

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』
キャプテン・アメリカから教えられたヒーローに必要なもの
アイアンマンのポーズ

――一方、キャプテン・アメリカは、第二次大戦中の「スーパーソルジャー計画」に志願して史上最強の兵士になりますが、氷の海で仮死状態に陥り、70年後の現代に発見された軍人。かつての時代のモラルと強い愛国心を持ち、アベンジャーズのリーダー的存在でありながら、組織に裏切られた過去も持つ、いろいろなものを背負ったヒーローですね。
佐野そうなんです。スティーブ・ロジャースはもともと強靭な肉体を持っていたわけではなくて、どちらかというと貧弱なタイプだったのが、「スーパーソルジャー計画」でスーパーパワーを持つ兵士になります。ただ、彼がキャプテン・アメリカという存在になったのには、その根底に正義を想う計り知れないほどの強い気持ちがあって、あの肉体、あのパワーにたどり着いたんです。人として強くなるためには、なによりも精神力が大事ということを教えてくれました。

キャプテン・アメリカのポーズ

――佐野さんのメンタルは強いですか?
佐野弱いです! すぐに緊張してお腹が痛くなるし、眠れなくなるんです(苦笑)。

――そういうときはどう対処するんですか?
佐野実は、メンタルが弱いということに気づいたのは最近なんです。それまでは、強いと思いこんでいて、怖いものなんてなかったんですよね。でも、芸能界に入って、仕事が上手くいかない日が続いたり、思うように結果を出せないことが重なったときに、自分を見つめ直してしっかり前を向かないといけないと思ったんです。そのころから、オンとオフの切り替えをするようになり、仕事に対して全身全霊で取り組めるようになりました。

――自分の弱い部分を認めて向き合ったからこそ、今があるんですね。
佐野その経験があるから、弱い部分を持つマーベルのヒーローが好きなのかもしれないですね。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』 女性人気の理由?コミカルなスパイダーマンにも期待!

――男性だけでなく、女性からも人気があるのはそういうところがポイントですよね。
佐野本当にそうだと思います。マーベル作品は、人間関係がしっかりと描かれているんです。それって、男女関係なくだれもがどこか共感できて、自分と重ね合わせていつのまにか涙腺が緩んでいたり……。だから物語に感動するんですよね。今回の『シビル・ウォー』でアイアンマンと対立するキャプテン・アメリカは、“過去をともにした無二の親友”と“未来をともにするはずの仲間の友情”というふたつの絆の間で揺れて、“禁断の戦い”を迎えてしまう。キャプテン・アメリカがなぜそういう行動をとったのかという視点で観ると、さらに楽しめると思います。

佐野岳

――男同士の友情が熱く描かれていそうですね。
佐野相手のことを想うからこそ止めに行くし、好きだからこそ譲れないことがあると思います。その友情が一体どうなるのかすごく楽しみです。

――佐野さんは男同士でケンカになった経験はありますか?
佐野もちろんあります。僕は学生時代にサッカーをしていたんですが、みんなそれぞれ試合に勝つため、自分がうまくなるため、チームが強くなるための道を選ぶから、ケンカはよくありましたね。

――ケンカになったときに、佐野さんはどんな態度をとっていたんですか?
佐野僕は平和主義なので、すぐに謝っていました(笑)。お互いに相手の話をよく聞いて、理解しあうことが大事だと思っていたんです。

――さて、『シビル・ウォー』の予告編をご覧になっていただきましたが、いま期待するのはどんなことでしょうか?
佐野予告編では、“その正義が危険なんだ”と言っています。それぞれのヒーローにそれぞれが信じる正義があって、どちらが正解というのは答えのないものです。だからこそ、アイアンマンとキャプテン・アメリカの戦いに終止符がどう打たれるのか、すごく楽しみです。あと、個人的に興味があるのが、ふたりとはちょっとキャラクターが違うスパイダーマンがどう出演しているのか、ということ。シリアスな物語のなかに、スパイダーマンのちょっととぼけたキャラクターがどう活きるんだろう(笑)。スパイダーマンって女性ファンも多そうだから、きっとみんな気になっていますよ!

スパイダーマン

――どうやら今回は、コミカルな部分もたくさん出ているようですよ。
佐野それは楽しみ! 彼がどんなは働きをするのかにも注目します! そういえば、スパイダーマンのコスチュームは毎回デザインが変わっていますが、今回もまた新しいコスチュームなんですかね?

――今回は、あのトニー・スターク(アイアンマン)のスターク社が作っているので、かなりパワーアップしているようです。まばたきしたり、マスクの目も動くそうです(笑)。
佐野スターク社が作っていたらヤバイですよね! アイアンマンと一緒じゃないですか。本当に早く観たくなってきました。目を閉じるのはコミックやアニメと一緒ですね! そんなコネタもしっかりチェックしながら楽しみたいと思います!

(文:吉田可奈/写真:逢坂 聡)

PROFILE 佐野岳
1992年4月3日生まれ、愛知県出身。2011年、第24回JUNONスーパーボーイ・コンテストでグランプリ受賞。2012年、舞台『SAKURA』で俳優デビュー。2013年、『仮面ライダー鎧武』(テレビ朝日系)に主演。以降、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍する若手人気俳優。ドラマ『下町ロケット』(TBS系)『地獄先生ぬ〜べ〜』(日本テレビ系)『被爆70年特集ドラマ・赤レンガ』(NHK)などでの好演も話題になっている。

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』

『アベンジャーズ』をはじめ、世界各国の映画記録を次々と塗り替え続けるマーベル・スタジオが贈る、待望の最新作! それは、これまで仲間としてともに戦ってきたアイアンマン、キャプテン・アメリカをはじめとする最強チーム“アベンジャーズ”がふたつのチームに引き裂かれ、敵・味方に分かれて繰り広げるスペクタクルに満ちた戦いと、エモーショナルな友情のドラマを描いた前代未聞のアクション・エンターテイメント大作!!

ストーリー:
数々の危機を救ってきた“アベンジャーズ”が、国連の管理下に置かれることを巡り、アイアンマンとキャプテン・アメリカは激しく対立。テロ事件の犯人として、キャプテン・アメリカの旧友バッキ―が指名手配されたのを機に、最強チーム“アベンジャーズ”はついに分裂する。友情によって引き裂かれた彼らの戦いの行方は? 運命の鍵を握るのは、スパイダーマンだった……。世界を揺るがす“禁断の戦い”を描く衝撃のアクション・エンタテインメント。

監督:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
製作:ケヴィン・ファイギ
出演:ロバート・ダウニーJr./クリス・エヴァンス/スカーレット・ヨハンソン/ジェレミー・レナー/セバスチャン・スタン/アンソニー・マッキー/ドン・チードル/ポール・ベタニー/エリザベス・オルセン/チャッドウィック・ボーズマン/ポール・ラッド/トム・ホランド
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
4月29日(金)全国ロードショー

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』OFFICIAL SITE
© 2016 Marvel.