パナソニックの最新家電シリーズ「Jコンセプト」誕生

日本のものづくりへの回帰 パナソニックの最新家電シリーズ「Jコンセプト」誕生

 日本橋三越の「はじまりのカフェ」が開催するイベント内で披露されたパナソニックの「Jコンセプト」シリーズ。「日本の上質な暮らしのかたち」というテーマで、和食器から織物など伝統工芸の持つシンプルで味わい深いテイストの生活用品が展示されるなか、最新テクノロジーと和を融合させたデザインが一際目を引いていた。とはいえ家電はやはり実際に使ってみないとわからないもの。さっそく体験してみた。

“ジャパン”と“上質”で日本のものづくりに立ち戻る

 「Jコンセプト」のターゲットは、良いものを見抜く目をもった50・60代のユーザー。パナソニックが“目利き世代”と呼ぶ彼らは、厳しい審美眼を持ち、うわべの派手さに惑わされず、落ち着いた雰囲気を好むという。名称のJは“ジャパン”と“上質”を意味し、シリーズ第1弾としてエアコン、掃除機、冷蔵庫を展開する。多機能よりもシンプル、華やかさよりも重厚さ。掃除機では、表面には綾織(あやおり)のパターンがあしらわれていて、簡素、でもよく見ると繊細な加工が施してあり、まさに日本の美意識といったところ。

ものづくりの精神で原点回帰 機能、デザインともに進化

 和の伝統は性能面にも。エアコンは「冬場に足元が寒い」というユーザーの声を反映し、部屋の上層部にたまってしまいがちな温かい空気を床面までパワフルに送り届ける、かつてない気流技術を採用。一番冷える足裏を温めることでカラダの血行促進を促す日本古来の“足湯”の知恵を、最先端テクノロジーによって実現した。パワフルな送風をするためにファンの大きさを最大化しているので、見た目が大きく見えないようにこだわってデザインされているとのこと。確かに正面から見るとそれほど威圧感なく、すっきりとしたデザインになっていた。

 「掃除機が重いと掃除をするのが億劫になる」という声から、掃除機は世界最軽量の本体質量2kgを実現。ホースやノズルも徹底的に軽量化され、今までの掃除機のような“引きずり回す”感覚はまったくなく、軽々と使いこなせる。通常の掃除機が4kg前後だけに、実際に持ってみると驚くほどの軽さ。小回りが効くうえに楽々と持ち運べるので、これなら本体を持ちながらの掃除や移動も苦にならないかも。

 冷蔵庫にも目利き世代のニーズに合わせた工夫がふんだんに盛り込まれている。まず、その世代の野菜のニーズが多いことから使い勝手を考えて野菜室を中段に配置。日本女性が最も使いやすい床上88センチの高さになっているので、腕や肘に負担がかからずに出し入れができた。また、野菜室が100%引き出せるので奥のものまで取り出しやすいことにビックリ。和食好きの多いこの世代のために、大きな魚も入るパーシャル室を設けてあるのも嬉しい配慮だ。表面にはさりげなく「豊穣柄」が施されていて、上品な雰囲気を醸し出していた。

「日本の家電が再び勢いを取り戻すなか、ものづくりの原点に立ち返り、日本のメーカーがアイデンティティーを再確認するきっかけになれば」という担当者の言葉通り、「Jコンセプト」シリーズには日本の“ものづくり精神”が込められていることを実感。消費者のみならず、日本の家電業界にも大きなインパクトを与えそうだ。

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