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紀里谷和明が“デジタル最優先”の風潮に疑問〜JTB新CMで魅せた新たな映像美

紀里谷和明が“デジタルありき”の風潮に疑問〜JTB新CMで魅せた新たな映像美

デジタルありきの風潮に疑問を投げかかる紀里谷和明氏

 映画監督であり写真家の紀里谷和明が手掛けた女優・武井咲出演のJTB新CM『JTBの夏旅』。アナログ的な質感で旅先での思い出を、ゆっくりとした時間で表現。スタイリッシュな映像美に定評がある紀里谷らしからぬ、ある種“異質”な同作で、デジタル最優先という風潮へのアンチテーゼを投げかけたかったという。

よく“ナチュラル”って言うけど全然ナチュラルじゃないんですよ

紀里谷氏が手掛けた『JTBの夏旅』に出演した武井咲

――現在放送中の紀里谷さんが制作し、武井咲さんが出演する新CM『JTBの夏旅』を拝見しました。紀里谷さんというと、スタイリッシュな映像美をまず思い浮かべてしまいがちですが、今作は非常にアナログ的な質感の作風で少々驚きました。
【紀里谷和明】そうでしょうね(笑)。今回は家族旅行がテーマとしてあったので、家族同士でビデオを撮り合ったような作風にしたかったんです。ホームムービーのような。最初はiPhoneで撮ろうと思ってたくらいですから。まぁ、さすがにそれはマズイかなと思って止めましたけど(笑)。

――言い方は難しいですけど、“アバウトさ”をテイストとして表現したかったんですね?
【紀里谷】うん。機材も良いものを使ったわけではないし、カメラも全部僕自身で回してね。やっぱり今のCMってハイクオリティが求められるじゃないですか? どんどん機械もよくなっていって、どんどん画もシャープになっている。それも良いことだとは思いますけど、今回は真逆のことがしたかった。いかにアナログな質感を出せるかに苦心しましたね。

――デジタルの申し子のような紀里谷さんがなぜそのような衝動に駆られたのか凄く興味がありますね。
【紀里谷】最近“ナチュラル”って言葉はよく使われるじゃないですか? でも、実は全然ナチャラルじゃない画の方が多くてね(笑)。こういう時代だからこそ、やっぱり異質なモノが欲しかったんでしょうね。このCMってほかの作品と横一列に並べてみると分かりやすいですけど、全く毛色の違う作品になっているんです。ピントも合ってない場面もあるし、色合いも全く異なるし。

――意図的にズラしたんですね。
【紀里谷】そうです。「シャープ」であることや「クリア」なことがスタンダードであるCM業界の中で、真逆のことをやることによって際立つというね。
新CM『JTBの夏旅・沖縄編』
『JTBの夏旅・沖縄編』90秒バージョン

クリエイティブの前にテクニカルな話になってしまうことへの危険性

――それはやっぱり、現状の映像業界に対する紀里谷さんなりのアンチテーゼがあったんでしょうか?
【紀里谷】ありましたね。もちろん僕も映画などで最新の技術や機材を使って新たな表現を試みていますけど、そこだけに固執していくような風潮に「どうなのかな?」っていう気持ちがありまして。写真なんかもそうなんですけど、デジタル技術で簡単にレタッチが可能で、現在はそれが当たり前になっているんです。つまり、クリエイティブの前にテクニカルな話になっていってしまうんです。

――本来あるべき流れとは真逆になってしまったんですね。
【紀里谷】今って、とにかく完璧さを求められるんですね。まるで不完全なことに恐怖しているような気さえしてくるというか…。つまり“遊び”や“ゆるさ”みたいなものが介入できないような風潮になってしまっているんです。だからこそ、今回のCMにはあえてそのような要素を入れたんです。僕は逆に“ゆるさ”みたいなものが、今の時代求められているんじゃないかなって。たとえば家族の会話や友達との会話って、凄くゆるかったりするじゃないですか? でも、それが心地よかったり、安心感を得られたりするんです。

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