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(更新: ORICON NEWS

他人ごとじゃない“犬神家” 争わないためのプレ相続

万が一の事態にも早めに備えておけば安心

 しかし、いざ相続について備えたくても、何から始めればいいのかわからない人が大半だろう。そんな人でも手間も費用もかけず、簡易に相続の準備ができる『プレ相続』商品が金融各社各行から提供されている。

 例えば、三菱UFJ信託銀行の「ずっと安心信託」。2012年の日経ヴェリタスの日経優秀製品・サービス賞で最優秀賞を受賞した人気商品だ。自分用、家族用一時金、家族用定期低額受け取りの機能をすべて組み合わせることが可能な「遺言代用信託」で、最低預入金額200万円から始めることができ、管理手数料は無料。

 ちなみに、2013年12月に同社が行なったインターネットアンケート調査(回答者数1,000名)によると、相続への関心が一気に高まるのは50代から。「ずっと安心信託」を展開している同社広報担当者の富永恭史氏は「自身の親の相続を経験したことで、相続に関して関心が高くなっている層が増えていると感じます」と分析する。

大切な家族のための『プレ相続』

 自分が元気なうちに自身のための葬儀や墓などの準備、財産の相続のための遺言書作成などを済ませておきたい。そういった心情が、『プレ相続』への関心を高める。富永氏も「万一の際に簡単な手続きでお金を受け取れる『ずっと安心信託』は、『必要なときに』『必要な人が』『必要な額』を受け取れる信託商品ですので、幅広い世代の方にご利用いただけると思います」とコメントする。

 近年では、「自身の終末期について考える活動」、いわゆる“終活”が広がりを見えているが、その背景には、単に自分の終末期の希望を伝えるだけでなく、親族間の争いを避けたいとの思いがあるようだ。万が一の事態に備える『プレ相続』の活用も、家族を守るためのひとつの解決策となるかもしれない。

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