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宮崎あおい Special Interview ありがたいと思えた共演者の存在

話題作に次々と出演する宮崎あおいの最新作は、映画『おくりびと』でアカデミー賞外国語映画賞をはじめ数々の賞を受賞した滝田洋二郎監督がメガホンを取り、岡田准一が主演する『天地明察』。主人公を支え見守る女性を演じる本作での撮影秘話から、プライベートで没頭してしまう趣味の話までタップリと語ってくれた。

白黒ハッキリしている部分がステキ

――演じられたえんという女性は、現代にこそいますが、あの時代では珍しいタイプの女性ですよね。演じるにあたり気をつけたことはありますか?
宮崎最初に台本を読んだときに気持ちのいい女性だなと思いました。潔い感じというか、とてもハッキリしたタイプ。なので、そういうファーストインプレッションを大事にしました。

――えんに対してどんな印象を持ちましたか?
宮崎白黒ハッキリしている部分がとてもステキだなと思いました。えんが男っぽくてサッパリとした女性だからこそ、算哲さんも家の心配をすることなく自分のやりたいことに夢中になれたというか。逆にえんは、算哲さんだから待つことができたのかなとも思いました。

――えんと宮崎さんの共通する部分は?
宮崎私自身わりと男っぽいので、そういう意味では近いかもしれないです。でもここまでではないです(笑)。

――では演じやすかったですか?
宮崎リハーサルで監督から「こうしてください」という指示があり、えんという女性がしっかりと自分のなかで明確になっていたので、とくに不安もなく現場に入ることができました。

――撮影現場はどんな雰囲気でしたか?
宮崎私が参加したのは、後半2週間の短い期間だったのですが、スタッフさんと岡田准一さんが入りやすい現場を作ってくださっていたんです。おそらくそこへ辿り着くまでにはいろいろ大変なこともあったと思います。暑い京都での撮影だったり、算術など難しい内容のことも多かったので。でもそういったことをみんなで乗り越えていったところでわたしは参加させていただいて、セットのなかでわりとおだやかに撮影が進んで、ラッキーでした(笑)。みなさんに感謝しています。

――男性陣は過酷な撮影だったようですね(笑)。
宮崎できあがった作品を見て「男性陣はこんな大変なことしてたんだ!」って驚きました(笑)。

今作で共演してみて感じたこと……

――岡田さんとは『陰日向に咲く』以来の共演でしたね。
宮崎前に共演したときはあまり一緒のシーンがなかったのですが、今回共演してみて、お芝居や役に関していろいろ考えていらっしゃる方だなと思いました。算哲さんには、えんに会った瞬間にひと目惚れをするシーンがあるんですけど、えんにはそれがなかったんです。岡田さんのなかでは、えんが算哲へと気持ちが動くシーンを考えていたみたいで、そのシーンについて岡田さんから話を聞いたとき「あ……そうですね」って(笑)。撮影現場で、共演相手の役者さんとお芝居の話をすることはあまりないのですが、そのときはありがたいなって思いました。

――そのシーンとはどんなシーンですか?
宮崎えんと算哲さんがふたりで月を見ながら話をしているシーンです。

――では、好きなシーンはどこですか?
宮崎男性陣が歩幅を数えながら歩いていて算哲さんが「わからなくなってしまった」って数え直すために道を戻るシーンが、コミカルで好きです。『おくりびと』もそうですけど、クスッと笑える良さが滝田監督の作品にはあると思います。そんなコミカルなシーンが今回の作品にもたくさん入っています。

――信念をもって命がけで目標に向かう算哲はどんな人間だと思いましたか?
宮崎ひとつのことに夢中になって周りが見えなくなる人ですよね。でも、それによって人に迷惑をかけてしまってはダメだと思いますけど、算哲さんの場合は周りがサポートしてあげたくなる、力になってあげたいと思わせる人徳があって、みんなに愛される人だと思います。

――算哲のように何か没頭してしまうことはありますか?
宮崎編み物と陶芸です。陶芸は3〜4年ぐらい、編み物は子どもの頃からやっています。どちらも何も考えないでいられる時間でもあり、人にプレゼントするときはその人のことを想いながら作っています。陶器は、家で普段使っているものはみんな自分で作ったものなんですけど、今は誰かにプレゼントすることが多いです。編み物もプレゼントすることが多いですね。

――『天地明察』は算術などが登場して、難しいお話でもありますよね?
宮崎算術や暦作りのことなど少し難しいお話でもありますが、みなさんのお芝居であったり、滝田監督が監督されたことでわかりやすい作品になっていると思います。男性でも女性でもみなさん楽しんでいただける作品になっています。
(文:奥村百恵/撮り下ろし写真:草刈雅之)

映画情報

天地明察

 物語の中心となるのは、私たちの日々の暮らしを支えている“暦”。江戸時代前期、この暦に大きなずれが生じ始めていた。この時代、暦は、季節とともに暮らす多くの日本人の生活の基盤である以上に、宗教、政治、経済にまで影響を及ぼし、暦を司る者が国を治めるというほど重要な意味を持つ存在だった。そんな暦の間違いを正し、新たな暦を作るという、国を揺るがす一大計画を任された男・安井算哲は、幾度もの失敗、挫折につまづきながらも、様々な人々と出会い、支えられ、導かれながら、決してあきらめずにひたむきに夢を追い続ける。

監督:滝田洋二郎
出演:岡田准一 宮崎あおい 佐藤隆太 市川猿之助 笹野高史 岸部一徳 渡辺大
【OFFICIAL SITE】
2012年9月15日(土)全国ロードショー
(C)2012「天地明察」製作委員会

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