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神さまの言うとおり『撮影現場レポート:福士蒼汰&神木隆之介…不思議で意味深な関係性』

今まさに旬の福士蒼汰、人気加熱中の神木隆之介が共演。禁断の殺戮シーンも実写化する三池崇史監督最新作『神さまの言うとおり』。そんな危険な同作の撮影現場に入った。表面ではなく心の底でつながりあう福士&神木……。男同士の意味深な関係性も感じさせるシーンの撮影をレポート☆ 独占掲載の現場フォトも!!!!

福士蒼汰、初夏の暑さのなか さわやかにクランクイン

 6月某日、まだサッカーワールドカップで世の中が絶好調に盛り上がりを見せるなか、クランクインを迎えた三池組。梅雨の湿気と夏の始まりを感じさせる暑さに見舞われながらも、撮影スタッフは気合十分で撮影は始まった。

 主演・高畑瞬役は福士蒼汰。今やドラマ、CM、映画に至るまで幅広く活躍し、その顔を見ない日は無いかと思うほど。多忙なスケジュールのなかだったはずだが、何事も無いかのように自然にふるまうその姿やスタッフへの笑顔がとても印象的だ。

 今回の役どころは、一見普通の高校生でありながらも、退屈な日々をどうにか変えてみたいと願う野心の持ち主。その心のなかでは、平和を願う“善”の自分と、非日常的でスリリングな体験に飢える“悪”の自分とが常に戦っている。恋愛映画などで爽やかでクールな印象を与えてきた反面、今回の血みどろで狂気的な三池作品に出演することは非常に挑戦的な事だったと思う。

 三池崇史監督が今回の作品に込めた特徴のひとつでもあるが、“恐怖”のなかの“笑い”が交るポイントを、福士は非常に上手く表現した。不条理で残虐的な物語でも、笑って観る事ができるという、理解するのが難しくもあるテーマをしっかりと咀嚼し、体現してくれた。

 ヒロインは、『悪の教典』でも三池作品に出演した東宝シンデレラ出身の山崎紘菜。彼女の現場での魅力は、天性の人懐っこさと、真面目さ。監督やスタッフとしっかりコミュニケーションを取り、初めてのことには素直に反応し、自分のものにしていく感覚が伝わってきた1ヶ月半だった。長編映画でヒロインを演じるのは初めての経験。その大きな目から伝わる迫真の演技は、きっと観る者の心を動かすに違いない。

狂気的な笑顔…これまでのイメージを覆す神木隆之介

 さて、今回魅力的な光を放っていたのは、このふたりにとどまらない。『妖怪大戦争』以来、10年ぶりに三池組に参加となった神木隆之介だ。ご存じのとおり、子役時代からその名前を知っている人は多い。最近だと『るろうに剣心』シリーズなどでみせたキラキラした瞳のまっすぐな演技が印象的だが、今回の作品では、そんな神木が天谷武役に挑戦。いい意味で裏切られる。

 原作をご存じの方が一番気になる配役がこの役だ、と言っても過言では無いほどに強烈な印象を与えるのが天谷武。まさにサイコパス。常に瞳孔が開き、その笑顔には狂気的な企みが満ちている。そんな役を神木が!? と思う人も多いかと思うが、これまた妙にハマっているからおもしろい。

 現場でも、モニターに映る彼の顔を見て「悪い奴やのう」と声が上がっていた。表面的にではあるが、“いい子ちゃん”の福士演じる瞬。一方、常に人やモノを傷つけたい気持ちで満ちている“悪い子”の神木演じる天谷。今回注目して欲しいのは、このふたりの何とも言えない意味深な関係性だ。

男ふたりの偏った特別な感情…複雑な思い

 劇中の瞬のセリフ上では、なかなか天谷に共感するべき言葉がうかがえない。しかし、彼の心のなかでは、認めたくない悪のささやきが天谷の出現によって膨張し始める。一方、天谷のセリフには、一見瞬への“片思い”とも取れる怪しげな言葉を垣間見ることができる。

 原作にもあるが、巨大な招きネコに襲われるシーン。天谷は登場するなり、生徒たちを殺し始めるが、瞬とはともに生き残る道を選んだ。同じ匂いを感じ、偏った瞬への特別な感情を露わにする。

 また、映画オリジナルのシーンなので劇場で確認して欲しいが、第4ステージの嘘つきを探すゲームのなかで、ニヤリと意味深な笑顔で瞬に向かって「好き」と言う天谷の顔が忘れられない。そして、どんなゲームのなかで、その言葉を受けたのか、高畑瞬の複雑な思いも見逃さないで欲しい。

 本作では男女の恋愛にも注目して欲しいところだが、瞬と天谷の“ライバル”であり、生き残るための“仲間”でもあり、さらに、見えない心の底で繋がる不思議で意味深な関係性も観るべきポイントだ。サバイバル、恋愛、コメディ、ホラーなど、様々なジャンルの要素が散りばめられたこの映画を何と表現していいかわからない。観終わった後、きっと不思議な余韻に浸って頂けるだろう。
(文:岩館佐知子)

<予告編>ある日突然、教室が死体で埋め尽くされてしまう…

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◆福士蒼汰主演、『神さまの言うとおり』実写映画化
 
 原作・金城宗幸氏、作画・藤村緋二氏の人気マンガ『神さまの言うとおり』が三池崇史監督、福士蒼汰主演で実写映画化されることがわかった。主人公の高校生・高畑瞬を演じる福士は「三池監督の世界観に自分がどう溶け込んでいけるのか楽しみですし、話自体も非現実的な世界観だからこそ楽しんで撮影に臨んでいきたいと思います」と意気込んでいる。⇒ 詳細はこちら
◆原作と異なる映画オリジナルの内容が明らかに
 
 衝撃的なポスタービジュアルが初公開された。福士の目の前には、クラスメイトの無数の死体が転がり、「ダルマさんが殺した。」というコピー。ここ最近のエンターテインメント大作では見られなかった尖った作風を予感させるビジュアルに仕上がっている。同ポスターと同時に解禁になったチラシで、原作にはない映画オリジナルのゲーム内容が明らかになった。⇒ 詳細はこちら
◆優希美青、福士蒼汰と『あまちゃん』以来の共演
 
 新人女優の優希美青が出演することがわかった。第37回ホリプロスカウトキャラバン(2012年)でグランプリを獲得し、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』でGMT47メンバーの小野寺薫子役で出演。福士とは朝ドラ以来の共演となり「ご一緒するのが楽しみです。お芝居の事、いろいろ教えてもらいたいです!」とコメント。そんな優希に三池監督は「犯罪スレスレの美少女の登場です。男として、一線を踏み越えてみようと思う」と期待を寄せる。⇒ 詳細はこちら
◆福士蒼汰、世界進出への第一歩 海外映画祭に初参加
 
 『神さまの言うとおり』がイタリア・ローマで開催される『第9回ローマ国際映画祭』(10月16日〜10月25日)の“ガラ部門”に正式出品されることが決定。福士は、ヒロイン役を演じる山崎紘菜とともに海外映画祭に初参加することになった。映画やドラマなど出演作が後を絶たない福士だが、いよいよ世界進出への第一歩を踏み出す。⇒ 詳細はこちら
◆三池崇史監督、マーベリック賞を日本人初受賞
 
 世界的に人気の高い三池崇史監督が、『第9回ローマ国際映画祭』にて特別賞“マーベリック賞”を日本人として初めて受賞することがわかった。三池監督は「タフなローマ映画祭に敬意を表します。しかし、褒められることに慣れていない私のお尻はムズムズです。ローマのみなさんと『神さまの言うとおり』を一緒に楽しめる日を楽しみにしています」とコメント。⇒ 詳細はこちら
◆福士蒼汰、ローマ映画祭で人生初の経験「どうしていいかわからなかった」
 
 福士、山崎、三池監督が現地時間10月18日、『第9回ローマ国際映画祭』でワールドプレミア上映された『神さまの言うとおり』の舞台あいさつ、記者会見、レッドカーペットセレモニーに出席した。公式上映にてスタンディングオベーションを受けた福士は「人生でこんなこと体験したことがないので、どうしていいのか分からなかったのですが、こうしてみなさんに受け入れてもらえて本当に嬉しいです。役者としてもっとやりたいという気持ちが沸き起こってくる舞台でした」。⇒ 詳細はこちら
◆前田敦子、ツンデレまねき猫役で声優初挑戦「最大限の甘えを出せた」
 
 女優として活躍中の前田敦子が、声優に初挑戦していることがわかった。死のゲームが繰り広げられる『神さまの言うとおり』で前田が演じるのは、生徒たちを無慈悲に丸呑みするツンデレまねき猫。アフレコ収録を終えた前田は「自分のなかでの最大限の甘えを出せたと思います(笑)」と自信をのぞかせている。⇒ 詳細はこちら

『神さまの言うとおり』特集&インタビュー

神さまの言うとおり

 高畑瞬は、退屈な日常にうんざりしている高校生。ところがある日学校に現れた「ダルマ」が、命を賭けたゲームの始まりを告げる。
 【第1のゲーム】始まりのゲームは、動くと首が吹っ飛ぶ「ダルマさんが転んだ」。瞬はクラスで唯一生き残り、教室を脱出。幼馴染の秋元いちかとともに体育館に向かう。

 【第2のゲーム】他の生き残りも集まる体育館に、「巨大招き猫」が出現。瞬といちかは協力し、その首輪にあるバスケットゴールにシュートすべく、招き猫の襲撃をかわしながら挑む。最終的にシュートしたのは、人を殺すことも厭わない狂暴問題児・天谷武だった。そのころ世間では、世界中で発生しているこのゲームが報道され、生き残った生徒たちを「神の子」と崇め始めていた。

 【第3のゲーム】瞬が気付くと無機質な部屋にいた。中学の同級生らとも再会し、現れた4体の「コケシ」と「かごめかごめ」を始める。知恵を絞り「後ろの正面」を言い当てた瞬は、翔子と共にいちか、天谷らと合流、次のステージに進むため7人のチームを結成する。

監督:三池崇史
出演:福士蒼汰
山崎紘菜 染谷将太 優希美青大森南朋 リリー・フランキー
神木隆之介
【公式サイト】 【予告編】
2014年11月15日(土)公開 (C)2014「神さまの言うとおり」製作委員会

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