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キス我慢THE MOVIE2『撮影現場レポート☆史上ありえない緊急事態が発生…それでも続く“キス我慢”』

観客を不思議な一体感で包み込み、映画館を爆笑と拍手と感動の渦に巻き込む。そんな奇跡の映画がヒットしてから1年、いよいよ続編『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』が誕生! 劇団ひとりのアドリブが切れまくる同作の撮影現場に入ると……!? 特殊な緊張感に包まれる撮影の模様をレポート☆“キス我慢”史上ありえない想定外の事態にも遭遇!!!! 独占掲載フォトも☆

奇跡の映画化から新生“キス我慢”の誕生へ

 バラエティ番組のいちコーナーが映画館へ。昨夏、スクリーンに映し出された緊張感あふれるアドリブのドラマは、観客たちを不思議な一体感で包み込み、ラストには思わず感動させれらてしまう名作へと昇華。舞台ともライブビューイングとも異なる、映画館で楽しむバラエティという新たなエンターテインメントが誕生した。

 そんな『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』から1年。好評の声を受けて、第2弾プロジェクトが始動。続編となる『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ』は、主演の劇団ひとり以外のほぼすべてのキャストを一新。深夜番組の同コーナーから活躍してきた、みひろや岩井秀人らに代わり、ヒロインに上原亜衣、共演には福士誠治、中尾明慶、柄本時生、安井順平、戸次重幸、近藤芳正、白石茉莉奈ら個性派俳優陣が名を連ね、オファーを快諾したという伊藤英明も参戦。物語もパワーアップして、新生“キス我慢”が新たなスタートを切ることになった。

 今作は、高校が舞台。スポーツも勉強もできるスーパー転校生の省吾(ひとり)が、超能力を持つ女子高生(上原)と、彼女を思い通りに操ろうとする仮面の男との争いのなかで翻弄されるところから物語が始まる。いきなりの謎につつまれたオープニングから、時世を超えるタイムトラベルを介する物語であることが次第にわかってくる。高校生活のなかで潜在能力が覚醒され、自らも超能力者であることを悟る省吾が、時間を超えて荒廃した世界で目覚めたとき、最後の戦いが迫ってくる――。

 “24時間キスを我慢する”という本来の趣旨をつい忘れてしまいそうなスペクタクル巨編に仕上がっている。

クライマックス撮影現場に密着!緊急事態を目の当たりに…

 同作の撮影は、通常の映画とはまったく異なる特殊な状況で行われる。主演のひとり以外のキャストには台本のセリフがあり、物語の構成もしっかりと設定されているが、ドラマはひとりのアドリブによって進行し、ときに思いもよらぬ方向へ脱線することもしばしば。撮り直しの効かない一発本番の撮影ゆえに、カメラ、音声、照明など技術のセッティングが作品のできを左右する重要なファクターとなる。そのため、あらゆる事態を想定した調整と、ひとり以外のキャストによる入念なリハーサルとテスト撮影が、時間をかけて行われる。

 今回、撮影現場に密着したのは、クライマックスとなる、荒廃した学校でのラストシーン。撮影は関東近郊の廃工場のワンフロアで行われた。そこに廃墟となった教室のセットが組まれ、十数台のカメラがセットを取り囲む。そして、爆破シーン用の火薬がセットされると、台本の流れにそってカメラワークの確認が進む。ひとりの動きにあわせて一発勝負の芝居をとりこぼしなく押さえなくてはならないうえ、それぞれ動き回るカメラに他のカメラが映り込むことは許されない。そうした技術チームによるセッティングが終わると、ひとりの代役と共演のキャスト陣が入って、いろいろなリアクションのパターンを想定したリハーサルが重ねられた。

 すべての準備が整うと、いよいよひとりがセットに連れてこられて本番がスタート。このシーンでは、仲間を救うために敵地に乗り込んだひとりが、敵と対決する。セリフの少ない、激しいアクションがメインだったが、すべてのキャストとスタッフが一丸となり、ひとりをストーリーに上手くのせ、物語は進行していく。キャストはみんな、お互いにカラダを動かしながら頭をフル回転させ、ひとりのアドリブに対応。“キス我慢”特有のプロのお芝居に圧倒させられる。

 かと思えば、大がかりな仕掛けへのリアクションなどに、思わず笑いがこぼれるシーンも。そうして進んでいくなかで、スタッフ、キャストだれもの想定外のキス我慢史上ありえない大事件がここで発生した。事態は、『キス我慢選手権』というゲームのルールにのっとるのであれば、本来ならば撮影を終了しなければいけない状況に。思わずスタッフからもどよめきが起きたが、それでもだれも撮影を止めようとしない。物語も続いていく――。

やはりラストでぶちこまれたアドリブで…!?

 直前に起きた想定外の事態への対応のため、急遽、監督からこのあとのラストシーンの内容に変更が入る。ここまで頼りにしてきた台本は一切あてにできない。キャスト、スタッフ一同全員手探りのなか、ラストシーンに臨むことになった。本来の台本では、物語の終焉に向け、謎の組織の正体やねらい、超能力の意味などが明らかになり、この物語に込められたメッセージが力強く放たれる。

 はずが……やっぱりひとりは、だれも予想できなかったとんでもないアドリブをぶちこむ。それはある意味、ファンの期待通りでもあるが――。先ほどの緊急事態、そしてそこからの展開さえも、二度と撮り直しがきかない、ひとりのアドリブで物語を紡いでいく“キス我慢”ならではのおもしろさであり、この非予定調和のドキュメント性こそがこの企画をやる意義だろう。果たしてそのシーンは、キス我慢史上に残る最大の名シーンとなった。

 映画ともバラエティとも異なる特殊な現場から生みだされる、プロの技が結集した極上のエンターテインメント。この現場のキャスト、スタッフの笑いと驚きと感動を、そのまま劇場で観客が共有できることが、この作品のなによりの魅力であり、ファンを惹きつけてやまない理由だろう。より多くの人にこの新鮮な笑いを体感してほしいと思う。そして、この企画が続いていくことを切に願ってしまう。ひとりの言葉を借りると“みんな笑いたい”のだから、きっとそうなっていくことだろう。

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※撮影現場を含む写真3点は独占掲載(文:編集部・武井保之)

ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE2 サイキック・ラブ

 制服姿の劇団ひとりが、ある場所へと連れていかれアイマスクを外すと、そこは階段の踊り場。ボロボロの制服を身に纏った女子高生・亜衣(上原亜衣)に導かれるままさらに進むと、そこは血まみれの人たちが倒れている屋上だった。戸惑うひとりに順平(安井順平)が「省吾、逃げろ!」と声をかけるが、仮面をつけた男に操られた亜衣の超能力にコントロールされ、体が動かない。

 そして省吾は殺されて命を落とす。物語冒頭でいきなり主人公が死ぬという「キス我慢」史上、もっとも謎に包まれたオープニングに、ウォッチングルームのMC 陣も惑いを隠せない――。

出演:川島省吾
おぎやはぎ バナナマン福士誠治 中尾明慶 柄本時生 安井順平
上原亜衣 小島みなみ 白石茉莉奈 松丸友紀 三四郎 東京03 深水元基
マキタスポーツ 入江雅人 戸次重幸 近藤芳正 伊藤英明
2015年10月17日(金)公開 【公式サイト】
(C)2014「キス我慢選手権 THE MOVIE2」製作委員会

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