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YouTube5億再生!驚異のアカペラグループ・ペンタトニックスの秘密に迫る

驚異のアカペラグループ・ペンタトニックスの秘密に迫る!

 米出身の男女5人組アカペラグループ・ペンタトニックスが、日本デビューアルバム『PTX Vols. 1&2』を7月30日に発売し、週間アルバムランキングで初登場9位を記録。8月16日と17日には、『SUMMER SONIC 2014』に出演するために初来日を果たした。フランス出身の人気ユニット、ダフト・パンクの名曲カバーでは、デジタルエフェクトまでも人間の声のみで再現し、世界中に衝撃を与えた。その驚異の歌声を情報番組『スッキリ!!』(日本テレビ系)で生披露し、SNSやまとめサイトで話題を集めたペンタトニックスは、いったい何が凄いのか、その秘密に迫る。

YouTubeで5億再生!デジタルエフェクトを駆使したクラブ音楽も“声”で再現

 ペンタトニックスは、リードボーカルのスコット・ホーイング、カースティ・マルドナード、ミッチ・グラッシ、ベースのアヴィ・カプラン、ビートボクサーのケヴィン・オルソラからなる男女5人組。グループ名は、1オクターブごとに5つの音が含まれる“五音音階=ペンタトニック・スケール”に由来している。2011年の結成後すぐに、その才能は頭角を現した。米国のアカペラオーディション番組『ザ・シング・オフ』に出演し、見事優勝。その後、ビヨンセやゴティエらのカバー曲をYouTubeに公開すると、再生1,000万回を超え、年代別の音楽をアカペラで表現した『エボリューション・オブ・ミュージック』では、4,000万回を記録。そんな彼らを世界的に震撼させたのが、ダフト・パンクのヒット曲メドレー。同曲は、8,700万回以上の再生数を記録し、YouTubeでの総再生回数が5億回を誇る。

 平成のアカペラブームの草分け的存在であるアカペラ・コーラスグループのチキンガーリックステーキ・渡辺敦氏は、「サウンドプロデュース力が卓越してますね。音響効果(エフェクト処理)の使い方が素晴らしい」と絶賛。「アカペラとしての最大の魅力であるはずの“生の声”というものを取っ払い、打ち込み音楽を“声”という楽器で再現。アコースティックギターではなくエレキギター、ピアノではなくシンセサイザー、ドラムではなくリズムマシーンといった感じでしょうか」(渡辺氏)と言うように、ポップスだけでなく、クラブミュージックまでも“声”で再現。「何も知らずに彼らの音楽を聴けばアカペラだとは、誰も思わないでしょうね」(渡辺氏)とデジタルエフェクトを盛り込んだアレンジとその再現性の高さは、まさに、これまでの常識を覆し、アカペラの新たな可能性を感じさせた。

斬新なアレンジと個性の融合!アカペラの常識を覆す“音”への追求

 ペンタトニックスは、個々としても魅力溢れるボーカリストである。しかし、「コーラスやアカペラを歌う上で、個性を主張しすぎるとハーモニーが美しくなくなってしまう。かといって遠慮しすぎると美しいが、面白味のないハーモニーになってしまう」(渡辺氏)と“個性”が逆に邪魔になってしまう場合もある。「彼らの凄いところは個性を光らせながら美しいハーモニーも保っているところでしょう。それもやはりアレンジ力が大きいように思います」(渡辺氏)と指摘するように、リードボーカルだからといって主旋律やコーラスだけを歌うのではなく、バックサウンドやビートボックスに徹するときもある。その斬新なアレンジ“声の融合”によって、逆に“個性”を光らせている。

 また、ゴスペラーズやRAG FAIRなど、日本で活躍するアカペラグループのほとんどが同性で組まれていることが多い。というのも混声バンドには、「男女の声をいかに溶け込ますことができるか」という大きな課題があるからだ。しかし、「彼らのハーモニーにその点の違和感は全くなく、逆にアレンジでうまく際立たせるように作られていると感じました」(渡辺氏)と“男女の声質の違い”までも武器にしている。そんな彼らを渡辺氏は、「もしかすると“声”ではなく“音”としての可能性を追求しているのでは?」と言う。

 デジタル機器の発展と共に、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)などのデジタル音楽が、世界中で爆発的な人気となっている昨今、“声”という一番アナログな楽器でデジタルサウンドを奏でる彼らは、逆に最先端なのかも……。アカペラグループというカテゴリーに収まらないペンタトニックスの歌声で、未知の音楽体験をしてみてはどうだろうか。

驚異の歌声!ダフト・パンクのヒット曲メドレーのミュージックビデオ

チキンガーリックステーキ  PROFILE

川上伸也(リーダー)、前澤弘明、濱田康裕、渡辺敦、長谷川真一の5人組。
1990年に神戸で結成。
日本のアカペラコーラスグループの草分け的な存在、数々のアカペラコーラスグループに多大な影響を与え、神戸を拠点に全国的にコンサート活動を行っている。

【チキンガーリックステーキ公式サイト】

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