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栗山千明『変わらない“変化”への欲求』

クールビューティと称される凛とした存在感と、シリアスからコメディまでこなす幅広い演技力を併せ持つ女優・栗山千明。本格的な女優として今年15周年を迎え、改めてこれまでの女優人生を振り返る。さらに、29歳という“大人なの女性”に変貌を遂げた彼女が、1人の女性としての展望も明かしてくれた。

変化の象徴としての“オサレ星人女子”

  • マンダム『ギャツビー』CMで“オサレ星人”に扮した栗山千明

    マンダム『ギャツビー』CMで“オサレ星人”に扮した栗山千明

──改めて15年を振り返ると、めぐまれた環境で女優として歩まれてこられたワケですね。
栗山運をほぼ使いきっちゃいましたね(笑)。これからは運だけじゃなく、頑張らないと!

──そんなことないですよ(笑)。栗山さんって、デビュー直後のインタビューで、演じる上での目標として「栗山千明を感じさせない」って仰っていたんですよ。つまり、色々な役に染まりたいって事ですよね? いい言葉だなって。
栗山でも、それがなかなか難しいんですよね……。たとえば、髪を切ったりメイクをすごく替えたりなど、外からの変化も重要なんですが、私はお芝居のみで変化をつけていきたいと思っていて。

──外見でいうと黒髪の長髪。そのイメージはデビューしたころから変わらないですよね。
栗山6歳から変わってないですね(笑)

──栗山千明といえば、クールビューティーとした佇まいというのが、外見上はイメージが定着してますよね。
栗山でも、今はどうなんですしょうか。最近クールな役が減ってきてるような(笑)。

──でも、そのギャップが面白い。例えば4月クールでしたら、ドラマ『アリスの棘』はシリアスな部分が前面にでているけど、対比するように、現在放送中のギャツビーのCMでは、奇抜なメイクで、松田翔太さんとのシュールなやりとりが面白い。
栗山ギャツビーのCMの撮り方は、カットを刻んでいくというよりは、比較的に長回しで凄く面白かったです。翔太くんはこういう言い回しで来たか!みたいな(笑)。台詞の言い方とかテンションとかがとにかく最高で。お互い、「おっ!そう来たか!!」の繰り返しでしたね。

──あのやりとりは面白い。妙にリアルな芝居だし、メイクは面白いし(笑)。
栗山真っ黒にみえると思いますけど、下地のファンデーョンは茶色で、その上にちょっと紺がはいった黒い粉を使っているんです。凄く楽しくて、久しぶりに自分で写メとりました(笑)。自分の顔を撮るとかあまりしないんですけど、やっぱり楽しくて。

主人公よりもライバル好き!! 『スラムダンク』では、やっぱり桜木じゃなくて流川

  • マンダム『ギャツビー』CM

    マンダム『ギャツビー』CM

──やっぱり、今の女優業にも活かされている“変身願望”というのは小さいころからあったんですか?
栗山そうですね。でも、アニメとか漫画でも、ヒーローよりも、かっこいいニヒルな悪役の方に憧れるんです。自分自身がそっち側の人間ではなく、主人公の友達とか普通の凡人だと思うので余計に憧れたんです。

──アンチヒーローへの憧れが強かったんですね
栗山はい! 分かりやすく言うと、『スラムダンク』ではやっぱり桜木花道ではないんですよ。やっぱりそのライバルでクールな流川(楓)に惹かれるんですよね(笑)。

──なるほど(笑)。名作と呼ばれる作品には必ず主人公に匹敵する、もしくはそれ以上のライバルの存在が不可欠ですもんね。
栗山『ドラゴンボール』で言えばベジータ、『幽遊白書』で言えば飛影……。

──さすが! スラスラ出てきますね〜(笑)。ただ、私は男なのでアンチヒーローの魅力も分かるんですけど、女性の場合はヒロイン、もしくはアンチヒロインに憧れを抱くものなんじゃないですか?
栗山うーん、ない(キッパリ)! 女性のキャラに特別に萌えたことがないんですよね。もちろん、綾波レイちゃんは好きですし、憧れの女性なんですけど。この人の生き様を目指したい!!という気持ちの方が強いので、男女の差というものがないんです。ましては、小さい頃は男の子になりたかったので(笑)。

⇒ 次のページ【29歳の“大人の女性”になって】

GATSBY CM:ボディペーパー冷や汗オサレ星人篇

『ギャツビ―』公式サイトはこちら

関連リンク

≪Interview1≫大物監督たちとの出会い
≪Interview2≫アンチヒーローに憧れて
≪Interview3≫29歳の“大人の女性”になって

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