佐々木希『悩むことも楽しみのひとつ』

女優としてドラマや映画で大活躍中の佐々木希が、『呪怨 −終わりの始まり−』に主演し、ホラー映画に初挑戦! これまでの透明感あふれるキュートなイメージを打ち破る新境地へ!? 女優業にかける今の熱い想い、これまでの心境の変化を語ってくれた。

撮影が終わると筋肉痛になっていた

――初めてのホラー映画ですが、この作品に出ようと思ったきっかけは何ですか?
佐々木誰もが知っている『呪怨』というシリーズに自分も出てみたいということもありましたし、叫んだり、驚いたりというお芝居にも挑戦してみたいなって思ったんです。

――ホラーは苦手と聞きました。撮影に入る前はどんな心境でしたか?
佐々木ホラー映画の現場って、本当に幽霊がでるなど、都市伝説みたいなことを聞いたことがあるので、撮影に入る前に、監督に何かやっておいたほうがいいことがあるか聞いたところ、「長年ホラーの現場にいるけど、一度も幽霊は見たことがない」と言われて。それで安心しました(笑)。監督によると、「幽霊に敬意を払っているから大丈夫」とのことでした。撮影前のお祓いのときは「一生懸命やらせてもらいます」と心のなかでお願いしました。

――お芝居については、撮影に入る前にどんな準備をしましたか?
佐々木ほかの作品だと、参考になるDVDを観たりすることが多いのですが、この作品に関しては、前作を観るとそこから影響を受けてしまうかもしれないと思い、あえて観なかったんです。といいつつ、怖いっていうのもあったんですけどね(笑)。でも、自分なりの表現で“恐怖”を出せたらいいなと思いましたし、今回に限って言えば、そのやり方がよかったのかなと思いました。

――かなり体当たりの演技でしたが、大変だったこともあったのでは?
佐々木できあがった映画を観て、撮影の思い出がよみがえってきました。大変なことはやはり多かったですね。体力がすごく必要でしたし、アザができたりもしました。撮影中は恐怖でずっと体がこわばっていたので、終わったときは筋肉痛になっていました。


――現場では、怖い体験はしなかったですか?
佐々木現場ではなかったのですが、やっぱり夜は怖かったですね。あと、冷蔵庫や電子レンジなど、普段、家にあるものが劇中に出てくるので、家に帰っても台所に行くと思い出してしまいました。

怖いことからは逃げたいです(笑)

――確かに、どこにでもある家で起こる出来事だからこそ、怖さがきわ立っていました。もし映画のなかと同じようなことがおこったら、どうすると思われますか?
佐々木私だったら、演じた結衣のように積極的に立ち向かうことはできないですね。怖いことからは逃げたいです(笑)。でも、もし謎があったらそれが何なのか知りたいと思うかもしれませんが……。仕事で起こったことだったら、いろいろ調べたくなってしまうと思います。

――監督からは、演技についてどんなことをアドバイスされましたか?
佐々木私の驚き方ひとつで、観ている人が怖いと思うかどうかが決まるので、本当に怖いと思う表情をしてくださいと言われました。印象に残っているのは、絶望するときの表情ですね。恐怖と絶望が一緒にやってくると、ひとはもう声も出ないんだなって、そんなことを考えながら演じました。

――観ていてすごく怖かったです。俊雄くんも怖かったですが、現場ではどんな雰囲気だったんですか?
佐々木俊雄役の颯くんは普段はすごくかわいくて、でも撮影になるとまわりが驚くほど切り替えて演技をするんです。それに、まだ小さいのに、監督やスタッフさんの意向もしっかり理解していて、プロだなと感じました。でも普段はポケモンの話をしたり、学校の話をする普通の男の子なんです。

――主演としての現場ですが、佐々木さんが心がけていたことはありましたか?
佐々木撮影中は雰囲気をよくしたいと思っていたので、そうなるよう努力しました。なるべく自分の撮影がないときでも現場にいるようにしたり、みんなと積極的にコミュニケーションを取ろうと意識しました。でも、意識していたのは最初のうちだけで、そのうち無意識に楽しみながら居ることが出来ました。

腹をくくって仕事をやりたい

――最近の佐々木さんのインタビューを読んでいると、女優業にすごく意欲を持っているようですね。何かきっかけがあったんですか?
佐々木とくにこれというものはないんです。ただ、腹をくくって仕事をやりたいと思うタイミングがあり、苦手なものを克服しようと思うようになりました。昔は現場の雰囲気をよくしようとか、そういうことまで頭がまわっていなかったんですけど、今はいろいろと考えられるようになりました。

――そういう姿を見た周囲の人から、なにか言葉をかけられたりしますか?
佐々木やはり、「変わったねー」とよく言われます。自分でも考えがまとまったというか、なんでも楽しんでやろう、演技って答えがないからこそおもしろいと思えるようになりました。そうなると、悩むことも楽しみのひとつに思えて、前向きになれました。モデルの仕事に関しても、昔からのファミリー感がある職場なので、昔だったら甘えていた部分もあったかもしれないけれど、今は初心を忘れないようにしようと常に心がけています。

――ドラマ『ファーストクラス』では、ご自身も実際にやられてきたモデル役ですが、知っている職業だけに、演じてみて思ったこともあるのでは?
佐々木そうですね。薬に頼っちゃダメだろうとは思いましたけど、そのほかの部分では、モデルの気持ちは推し量れるので、切なくなったりもしました。でも、自分にわかる役だからこそ、感じることを演技にそのまま出せたらと思っていました。

――同年代の共演者も多いですが、刺激を受けたりもしていますか?
佐々木みんなとても仲良しなので、刺激をとても受けています。この前もみんなでご飯を食べに行きました。あと、沢尻さんと一緒のシーンでは、沢尻さんのセリフに心を動かされたこともありました。そんなふうに刺激を受けて私もがんばろうと思うんです。
(文:西森路代/撮り下ろし写真:鈴木一なり)

呪怨 終わりの始まり

 小学校3年生の学級担任になった結衣(佐々木希)は、不登校の佐伯俊雄の自宅を訪問するが、それ以来、奇妙な現象に悩まされる。佐伯家に関わった者全員が亡くなるという呪われた家の過去が明らかになる中、結衣は吸い寄せられるように、再び佐伯家に向かうが……。

監督:落合正幸
出演者:佐々木希 青柳翔 トリンドル玲奈
【公式サイト】
2014年6月28日(土)全国公開
(C)2014「呪怨 終わりの始まり」製作委員会

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佐々木希 撮り下ろし☆PHOTO GALLERY☆
『呪怨 −終わりの始まり−』公式サイト

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