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80年代ロックの二大バンドが今よみがえった!

80年代ロックの二大バンドが今よみがえった!

  • SHOGUN

    SHOGUN

  • CREATION

    CREATION

 1980年代初頭に人気を誇った2つのバンドSHOGUNとCREATIONが、同時にニューアルバムを発売することになった。
 芳野藤丸率いるSHOGUN、竹田和夫率いるCREATION、ともにギター・バンドとして人気を博した。


 SHOGUNの「男達のメロディー」は79年の発売当時NTV系「おれたちは天使だ!」の主題歌として大ヒット。最高順位は16位ながら、22週もランクインして18万枚近いセールスを記録する大ヒットとなっている。また続いて発売された「ロンリーマン」も映画「探偵物語」のエンディングテーマとして大ヒット、最高順位21位ながら18週連続でランクインし15万枚をこえる大ヒットとなり、SHOGUNはいちやく人気バンドとしての地位を獲得したのだ。

 一方のCREATIONといえば、ブルースに傾倒した竹田和夫のギターがマニアからは大きな評価をえていたが、ブルースからさらに一歩音楽性を広げ、78年に発売された「スピニング・トー・ホールド」そして81年の「ロンリー・ハート」でファン層が大きく拡大した。「スピニング・トー・ホールド」はアメリカの人気プロレスラーのファンク兄弟入場テーマとしてプロレスファンから火が付いた。軽快で超絶な竹田のギターテクニックからくりだされるメロディはプロレスファンだけでなく、メディアを通じて音楽マニアから一般にも波及、ランキング上は最高順位39位、売り上げ枚数約5万枚にとどまっているが、そのセールスをはるかに超える影響力を日本のロック・シーンに及ぼしたのだ。CREATIONはそれから3年後に発売したNTV系のドラマ「プロハンター」の主題歌「ロンリー・ハート」が最高順位8位、登場週数29週で38万枚近くを売り上げる大ヒットとなった。

 いずれにしても、日本のロックの歴史に燦然と輝くこの2つのバンドが同時に新しいアルバムを発売するというのは、話題性十分だ。

 SHOGUNのアルバムは『THE ROAD OF LIFE』、CREATIONのアルバムは『Resurrection』で、4月30日に同時発売。両バンドとも基本は全曲新録音のベストセレクト+新曲という構成のアルバム。SHOGUNは全11曲3000円、CREATIONは全13曲の通常盤が3000円、DVD付きの限定版が3500円となっている。CREATIONは「ロンリー・ハート」大ヒット当時のボーカルだったアイ高野がすでに亡くなっているため、今回新録音するにあたって、ゲスト・ボーカルとしてJUN SKY WALKERSの宮田和弥を迎えたことも話題。宮田がオリジナル・キーでこの作品を今によみがえらせた。乾いた音作りの当時の音源と比べて、少しウエットな宮田のボーカルと竹田のギターが新鮮にひびく。また、SHOGUNは当時と同じ芳野藤丸のボーカルで「男達のメロディー」を再録音。こちらは時代を超えても変らない芳野藤丸のボーカルの味わいがいい。

 また、このアルバム発売を記念して両バンドが『CROSS ROAD』と題された野外スペシャル・コンサートで夢の競演を果たすことになった。
 開催日は5月24日。場所はあのロックのメッカ日比谷野外音楽堂だ。あの頃、ロックの野外イベントというと定番は日比谷野音。数多くのロッカーの魂が宿るあの場所で、彼らがどんな演奏を聞かせてくれるのか、こちらもまた楽しみなところだ。


CREATION/SHOGUN アルバム発売情報
CROSS ROADコンサート情報


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『芋洗い坂音楽ストリート』バックナンバー
SHOGUN 公式サイト
竹田和夫 公式サイト

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