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ゴールデンウィーク映画特集『期待度ランキングTOP10☆『テルマエ2』が圧倒的な強さ!』

春休み映画『アナと雪の女王』の記録的な大ヒットで映画シーンが盛り上がるなか、ORICON STYLEでは恒例のゴールデンウィーク映画期待度ランキングを発表☆ TOP5は、コミック原作のシリーズ作品『テルマエ・ロマエII』『名探偵コナン』、人気ドラマの映画化作品『相棒』『悪夢ちゃん』、ハリウッド大作『アメイジング・スパイダーマン2』が占めた!

映画好き芸人&スタッフのイチオシGW映画!(GWに近い公開日順)

◆キャプテンと一緒に悩み苦しんでほしい!
『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』4月19日公開
[予告編] [公式サイト]
 マーベルヒーロー映画としては第9作目の今作。舞台は『アベンジャーズ』の闘いから2年経ったアメリカ。キャプテン・アメリカは「S.H.I.E.L.D」の一員として活動し、ブラック・ウィドウと人質救出作戦に向かうのだが……。って感じのスタートなんですが、マーベルヒーローシリーズの良さは、やっぱり作品と作品の繋がりがあるとこですよね。

 今作も『アベンジャーズ』を観た方、3年前の作品『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』をご覧になっている方は、より楽しめる作品になっております!もちろん!今作から初めて観るよ!って方をおいてけぼりになんかしませんのでご安心を♪今回注目すべきはキャッチフレーズにもなっている「アベンジャーズ以外、全員敵。」でしょう!

 誰を信じ誰と闘えば良いのか?
 そして「自分とは何か?」「正義とは何か?」「S.H.I.E.L.Dとは?」
 苦悩しながらも己の信じるものを貫くキャプテンは必見!
 ド派手アクションで爽快かつ手に汗握り、シリアスシーンでキャプテンと一緒に悩み苦しんでほしい!

 それだけじゃないですよ!
 『アベンジャーズ』シリーズを観ている方ならご存知のエンディングロール後は、今作も見逃せない!脇を固める「ニューアベンジャーズ ファルコン」、そして「謎の暗殺者 ウィンター・ソルジャー」――
 伏線!伏線!伏線!に翻弄されて下さい!
 観終わった後はアベンジャーズシリーズを観直したいこと間違いなしの一本です!御茶ノ水男子・おもしろ佐藤
◆W杯イヤーにふさわしい、サッカー大国フランスからのゾンビ映画
『ゴール・オブ・ザ・デッド』 『ゴール・オブ・ザ・デッド』5月3日公開
[公式サイト]
 ア゛〜〜〜〜〜。
 今日も腐ってま〜〜〜す。ど〜も!!初めまして、私、ゾンビ芸人のモリオハザードです。ア゛〜〜〜。

 ゾンビ映画といえば、ゾンビ映画の第一人者であり、巨匠ジョージ・A・ロメロ監督の3部作『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』『ゾンビ』『死霊のえじき』や、ポール・W・S・アンダーソン監督の『バイオハザード』シリーズのほか、ドラマではありますが、アメリカの人気ドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズなどなど、無数のゾンビ映画が存在します。しかし何と今回のゾンビ映画は、サッカーをモチーフとした、2014年ワールドカップイヤーにふさわしい、サッカー強豪国のフランスからスルーパスされてきたゾンビ映画なのです!!

 ゾンビ界がついにサッカーに手を染めるとは、、、
 今までのゾンビ映画で、人間がゾンビ化する理由は、大量の放射能、ウィルスの突然変異、謎の伝染病などがありましたが、『ゴール・オブ・ザ・デッド』では怪しい薬をドーピングした事によってゾンビになっちゃうんですね〜(ちなみに私モリオハザードは、羽毛布団の訪問販売員だったのですが、訪れた家の飼っていた犬に噛まれて謎のウィルス感染。ゾンビになりました。ア゛〜〜〜)。

 物語としては、そのドーピングしたサッカー選手が突如ゾンビとなり、謎の白い液体を吐いて、吐いて、これまでもか!! と思うくらい吐きまくり、その液体をかけられた人たちはゾンビとなり、スタジアム内外は絶望と混乱に陥るのであります。ア゛〜〜ゴワイ。

 またゾンビとは人を噛む事によってウィルス感染し、ゾンビになる事が多いのですが、液体によってゾンビになるというのは、今までのゾンビ映画ではそんなに多くなく、ダニーボイル監督の『28日後...』のカラスの血液によってウィルス感染などはありましたが、感染の仕方も従来のゾンビとは違うのでおもしろいなーと思いました。

 はたまた、劇中ではゾンビ特有の怖さ、グロさ、痛々しさも残しつつも、要所要所に笑いを散りばめているため、何かゾンビってイヤだー!! と思っている方でも大いに楽しめるゾンビコメディ映画となっております。
 それでは、『ゴール・オブ・ザ・デッド』まもなくキックオフです!!
 観ないとウィルス感染しちゃうぞ!! ア゛〜〜〜。モリオハザード
◆文句なしのハリウッドエンターテインメント!気になるのは…
『アメイジング・スパイダーマン2』 『アメイジング・スパイダーマン2』
4月25日公開

[予告編] [公式サイト]
 2012年に新しく生まれ変わった“スパイダーマン”のシリーズ2作目。スパイダーマンがニューヨークのビルの谷間を無重力空間のようにスイングし、ダイビングする大迫力のシーンは、前シリーズで驚きをもって迎えられており、すでにおなじみ。だが、やはりそのシーンは圧巻で、映像のクオリティに驚かされながら、スクリーンで観るスパイダーマンならではの興奮を存分にもたらしてくれる。

 今作では、3人登場する強敵のうち、電力を操るエレクトロのキャラクター設定が印象的。 悪役然とした悪役ではなく、気弱で孤独な青年の心が垣間見えるところにひっかかりながら観ていくと、やはり強大なパワーとともに変貌していく……。スパイダーマンとの対決のアクションシーンは圧巻のひと言。これぞハリウッドアクション大作というエンターテインメントの楽しさを存分に味あわせてくれる。

 ただ、切ない恋愛要素の部分が色濃くなっている(と感じる)新スパイダーマンで、今作でも彼の喪失からの再生が描かれるが……喪失が大きすぎてつらくなってしまう。個人的には痛快で楽しいハリウッドエンターテインメントで終わって欲しかった。【映画担当:takei】
◆ロシアの底力をみた! すごいパニック映画の誕生だ!
『メトロ42』 『メトロ42』5月17日公開
[公式サイト]
 知っている俳優は一人もいない。しかも131分という長時間作品。言葉もまったくわからない。でも、映画はおもしろければすべてがOKになってしまうという見本のような超大作パニック映画の誕生だ。

 複雑に張り巡らされたロシア一の大都市モスクワの地下鉄網。新しい路線は良いのだが、中には銀座線や丸の内線ばりの古い路線も多く、老朽化も激しい。そのひとつの路線を走る地下鉄・42号がモスクワ川の下に差し掛かろうとしたところ、道路工事の影響でヒビが入っていた地下鉄のトンネルが、川底部分でいきなり決壊する。大量の濁流が地下鉄・42号に押し寄せ、それを発見した運転手が急ブレーキ。宙を舞い、激しくぶつかりながら折り重なる乗客たち。そして死屍累々、阿鼻叫喚の車内を濁流が襲う。

 こう書いているだけで、シーンを思い出してドキドキしてしまう迫力映像の連続。それもそのはず、最近のハリウッド映画はセットを作らずCGで全部やってしまうケースが多いようだが、この映画では、なんと117メートルに及ぶ地下鉄の線路と巨大トンネルを実際に建設し、実際のメトロ車両を持ち込み合計2000トンの水を注入して撮影したのだとか。やはり本物の迫力はすごい! とひさびさに感じました。

 また、この映画のもうひとつの見どころが、地下鉄に閉じ込められた人たちの人間ドラマ。ほぼありえない設定だが、主人公の奥さんの不倫相手がたまたま一緒の車両に乗ってしまい、それをお互いに気づいた主人公と不倫男がいがみ合いながら一緒に乗っていた主人公の一人娘を助けるために一致団結したり乱闘したり、また地下鉄で知り合った男女の絆が絶体絶命のトラブルを乗り越えるたびに深まったり、といった人間ドラマがパニックと同時進行する。この人間ドラマの盛り込みパターンをグランド・ホテル形式というそうだが、『タワーリング・インフェルノ』や『大空港』などのヒット作にも負けない人間ドラマが描かれているのも高得点のポイントだ。

 ただ、ひとついただけないのは、自分勝手すぎる主人公の奥さん。女優が美人なのはいいのだが、最後まで彼女の自分勝手さにはついていけない僕だった。まあ、それもこの映画独特のスパイスだったといえる範囲ではあるが。
 いずれにしても、これは大画面で見たくなる映画。5月17日よりシネマカリテで公開ということだが、単館ロードショーではもったいない映画だと思う。【芋洗い坂編集長】
◆どん底にいる彼らだからこその力強さと説得力
『そこのみにて光り輝く』 『そこのみにて光り輝く』4月19日公開
[予告編] [公式サイト]
 仕事での事故をきっかけに十字架を背負い自堕落な生活を送っている達夫(綾野剛)。海辺のバラックに家族で住み、身体を売り生計を立てている幸薄の女、千夏(池脇千鶴)。千夏の弟で、過去に喧嘩で人を刺し、仮出所の身の拓児(菅田将暉)。この3人を中心に物語は展開していく。

 息苦しさを感じるほどの閉塞感で作品全体は覆われ、どこか出口のない迷路に迷い込んだような感覚すら覚える作品となっている。また、派手な音楽や、奇をてらった演出も無く、3人の芝居をしっかりとみせてくれる。そんな閉塞感を感じる作品ではあるが、3人が持つそれぞれの“力強さ”を感じずにはいられない。どん底にいる彼らだからこそ、力強さに説得力があり、観ているものを魅了するに違いない。ラストシーンでの“光輝く”ものとは何かを知ったとき、観客をカタルシスが襲うのである。

 原作は、1990年に41歳の若さで自ら命を断った佐藤泰志の同名小説。原作発表が1989年ということもあり、どこか昭和テイストの作りとなっていて、ノスタルジックな雰囲気も同時に味わうことが出来る。また、オール函館ロケとなっているところも見どころのひとつ。【動画担当:tanaka】
◆残酷すぎる運命に、悲しさとやるせなさと憤り…
『ファイ 悪魔に育てられた少年』 『ファイ 悪魔に育てられた少年』
4月19日公開

[予告編] [公式サイト]
 ファイの人生が、大人たちの過去の因縁により残酷な人生へと変わってしまう。
 何も知らないまま、父親代わりの犯罪者5人に育てられる主人公ファイ。学校には通わず、家で犯罪スキルを身につけさせられ、しまいには実の父親を手にかけてしまうという惨さ。まさにタイトルである“悪魔に育てられた少年”だ。しかし優しい心をもち、まだ17歳とあどけない表情を浮かべる彼の姿をみていると、あまりにも残酷すぎる運命にひたすら悲しさとソクテへの憤りを感じ、やるせない気持ちになる。

 『サッド・ムービー』では可愛い子役を演じていたヨ・ジング。子役の時の泣かせる演技にグッと心を動かされたが、今作はベテラン俳優のキム・ユンソクに劣らないほど力強いオーラを放っていた。容赦なく押し寄せる葛藤を見事に演じていたと思う。【OS編集部:yama】
◆せつなさとつらさに寄り添って共感――それでも人生は続いていく
『ある過去の行方』 『ある過去の行方』4月19日公開
[公式サイト]
 パリで向き合った、すでに別居中で離婚しようとする夫婦。その妻と同居を始めている再婚相手。3人が新しい人生を歩み出そうとするとき、気づかないままでいたい、考えたくないある過去の出来事に触れなくてはならなくなる。心の重しになっていたその過去の暗い影が徐々に明らかになっていくなかで、さらにその奥に秘められていた事実が現れる。それぞれの立場からの正義と愛、それゆえに苦しまなければならなかった理由……。

 それぞれの登場人物の生き様にていねいに寄り添い、そのひとの立場でないとわからない心のありかたを優しい目線で描いていく。離婚する男も新しい恋人の男も、どちらも優しく気遣いがあり、その感情に共感できる、ひとのいい男たち。利己的で感情的な女と思っていた主人公も、ひとを思いやる心をもち自分の正義のある人物だと後半でわかる。物語が進むにつれ、それぞれの立場に寄り添っていくことで登場人物に共感し、そのつらさ、やりきれなさに苦しくなる。

 派手な起伏のある物語ではなく、“ある過去”も大作にありがちな“劇的ななにか”ではない。しかし、それぞれの登場人物の事情と心情がリアルでせつなく、それが絡み合いながら過去の事実がじわじわと白日のもとにさらされていく脚本、静かで奥行きのある物語をじっくりと描き出す映像、キャストたちのお芝居が、どれもすばらしい。映画好きの人たちはすでにチェックしている作品だと思うが、ふだん邦画エンターテインメント大作を観ることが多い若い層にこそ触れてほしい、映画のおもしろさが楽しめる人間ドラマ。

 この作品の登場人物たちの描き方から感じられるのは、どんなにつらくても、悲しくても、人生は続いて行くということ。過去を背負ってその先を生きなければならない。【映画担当:takei】
◆ひとの心が真に苦しむ姿に震撼させられ考えさせられる
『アクト・オブ・キリング』 『アクト・オブ・キリング』4月12日公開
[公式サイト]
 1960年代にインドネシアで実際にあった100万人規模の大虐殺。イデオロギーの異なる民間人を虐殺した民兵組織の加害者たちは、当時は恐れられながらも国民的英雄とみなされ、今もその意識をもったままふつうの暮らしを送っている。そんな彼らに当時の虐殺を再現させる映画を製作させる姿を追うドキュメンタリー。

 ドキュメンタリー内で製作される映画の撮影の過程で、今は家族をもち幸せのなかに身を置く加害者らは、虐殺の様子をこと細かに再現。殺されゆく被害者の言葉やその様子を思い返して行くうちに、そのときの被害者とその家族の気持ちに想いを馳せ、自らの行いの重大さ、計り知れない罪の重さにようやく気づいていく。

 当初は撮影を楽しみ意気揚々と殺害を再現していた加害者らだが、撮影が進むにつれてその様子が変わっていき、ラストには演技では決してみせられないだろう、演技を超越した苦しみに打ちひしがれる姿をみせる。ひとの心が真に苦しむ姿というものをまざまざとみせつけられ震撼する。

 その当時の社会情勢やイデオロギー下での行いを現在のモラル、社会基準のみで非難、批判してもお互いに反発が起きるだけでなにも生まれないことがある。彼らには彼らの当時の理がある。今回彼らがドキュメンタリー内で製作した映画は、ファンタジックで異様な雰囲気があり、彼らの過去の行為を正当化していた。しかし、完成後の彼らは、自分たちの過去の行いを今の意識で追体験することで、それを作る前とは明らかに変わっていた。当時の時代背景によって悪と意識されずに生まれた悪。そこに生き、関わった人間たちの罪の深さと不幸をどう感じればよいのか考えさせられる。【映画担当:takei】
◆タイトルを上回るおバカSFコメディでした♪
『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』 『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』4月12日公開
[予告編] [公式サイト]
 こんなに素敵なサブタイトルの洋画を観ずに、春休みは終えられませんよね。
 物語の主人公はアラフォー真っ只中のオッサン5人。イギリスの故郷を訪ねてやることは“居酒屋12軒のはしご酒”。これが、学生時代に成し遂げられなかった彼らの野望らしく、勢いよくビールジョッキを空けていきます。が、なんだか街の様子が変? 目からビームを出す警官に、ターミネーターばりに変形する美女、さらにロボットが攻めてくる…!?

 タイトルを上回るおバカSFコメディでした♪
 『ハングオーバー』に共感した世の男性陣、『キック・アス』の過激さにしびれた女性たち、そして『宇宙人ポール』の友情に目頭を熱くした、本気でコメディを愛する皆様、お待たせしました! 酔っぱらいこそが正義です!!CS編集部:koie】

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