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松井玲奈(SKE48)『SKE48への思いと乃木坂46への交換留学――現在の心境を語る!』

先日行われた『AKB48グループ大組閣祭り』で、AKB48の“公式ライバル”である乃木坂46との兼任が発表されたSKE48の松井玲奈。今回はSKE48の新曲「未来とは?」についてとともに、現在の心境、SKE48、乃木坂46への秘められた想いなど、素直な気持ちをたくさん語ってくれました。

交換留学を発表され、不思議な気持ちでステージに……

――まず新曲「未来とは?」についての聴きどころを教えていただけますか?
松井玲奈この曲は、タイトルにもあるように<未来とは?>っていう、大きなものをテーマに歌っている歌なんですけど、未来でもすごく先の未来のこと、明日とか明後日とか1年後ではなくて、1秒先、今より少し先を大切に生きていこうというメッセージソングになっているんです。しかも、聴いている人にとって、そのときどきで心に響いてくる言葉が違うんじゃないかなって。

――玲奈ちゃん自身も初めて楽曲を聴いたときと今とでは印象が違うと。
松井そうですね、違うと思います。初めて聴いたときは、すごく疾走感のある曲で、SKE48っぽいなって思いました。最初はメロディーが強く耳に入ってきたんですけど、歌詞をいただいて、しっかり歌詞を読んで聴くようになって、メッセージがこもっていることがわかってきて。それからまたこの曲に対するとらえ方が変わりました。でも、そのメッセージもSKE48らしく、強すぎず、ぼやけすぎず、心地良い感じで伝わってくるんで、リズムに乗って歌っていたらふとした瞬間にグサッと突き刺さってくるフレーズがあって、ハットさせられることが多いです。

――とくにグサッときたフレーズは?
松井Bメロの<夜が来て 闇になり 一人で残されても>というフレーズがいつもグッときますね。私自身、ちょっと根が暗いところがあるので、自分の人生背景を投影してしまうんです(笑)。あと、2番のサビ<いつか来るなんて 他人事じゃつまらないよ>ってところも、待ってちゃダメなんだなって、歌いながらハッとさせられてウルウルしちゃいます。


――ちょうど時期的にも物事がはじまる新しい季節ですし、そんな環境に不安を抱えている人たちの背中を押す意味でもピッタリな楽曲となっていますよね。また玲奈ちゃん自身も先日の『AKB48グループ大組閣祭り』で、AKB48の“公式ライバル”である乃木坂46との兼任が発表されましたが、聞いたときは、正直、どんな気持ちでしたか?
松井聞いた衝撃よりも、私の前にほかのメンバーの名前がどんどん呼ばれていって、SKE48は“チームE”の発表が一番最後だったんですけど、正規メンバーの中で私ひとりだけ最後まで残されちゃって……みんながステージの上に登っていくのをひたすら見ていたんですけど、途中から映画のワンシーンを観ているような感覚になってきて。主観的に見ているのに、なぜか自分の背中が見えるんですよ。私、どうなっちゃうんだろう〜って。そこまで呼ばれないってことは、もしかしたら、私、別のチームに移籍させられちゃうのかな?って。


――覚悟していたんだ。
松井NMB48かな?HKT48かな?とか、いろいろ頭の中で想像していたんですけど、自分の名前を呼んでもらえて、あ〜よかったチームEのままだって思っていたら、乃木坂46と兼任、“(乃木坂46の生駒里奈と)交換留学生”という形で、私の想像のなかに全く入っていなかったので、すごくビックリしたんですが、それ以上にやっと呼んでもらえた安心感のほうが強くて。不思議な気持ちでステージにあがってました。

乃木坂46にとっては初めてのことだからメンバー&ファンも不安なはず……

――乃木坂46のメンバーやSKE48のメンバーの反応はどうでした?
松井あの発表のあと、乃木坂46のメンバーと実際に会えていないんですが、何人かのメンバーと連絡をとることができて、一緒に頑張っていこうねって、いいコミュニケーションが取れてると思います。SKE48のメンバーは、「似合うんじゃない?」って、みんな楽観視していて(笑)。衣装が似合うと思うとか、背中を押してくれるからすごくうれしいです。

――玲奈ちゃんだから大丈夫!っていう安心感があるんでしょうね。玲奈ちゃん自身、正直、不安やプレッシャーはある?
松井今、乃木坂46のいろんなものを見て、勉強しているんですけど、SKE48やAKB48とはまったく違うステージをやっているからすごく新鮮。不安というよりは、これまでやったことのなかったことができるんだっていう期待もありますし、自分にとってプラスになることがいっぱいあるかもって今は楽しみのほうが大きいです。

――玲奈ちゃんはSKE48の看板を背負っていくわけですしね。
松井そうなんです。新しいものを自分が得るためだけに行くのではなく、今私が持っているもので、何か乃木坂46というグループにしっかり残していかないと私が交換留学生として行かせていただく意味がないので、とにかく一生懸命頑張りたいと思います!

――頼もしい〜!
松井いやいや。それはこれまでいろんなメンバーが兼任しているのを見てきたからこそ感じられることであって。でも、乃木坂46にとっては初めてのことなので、メンバーにとっても、ファンの人にとっても不安になることがたくさんあって当然だと思うんです。乃木坂46のメンバーやファンのみなさんにちゃんと受け入れていただけるかは、私自身の頑張りによると思うので、みなさんに受け入れていただけるように努力をしないといけないですし、まずはファンのみなさんに挨拶をさせていただきたいなって。でも、乃木坂46は劇場がないので、なかなかタイミングがあわなくて、まだご挨拶できていないのが申し訳なくて。

(文:星野彩乃/撮り下ろし写真:草刈雅之)

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