バスのなかで見かけた親子は
誰より優しさ包まれてた
黒板に 消し忘れた文字
あんな風に 愛してあげるんだ
でも私じゃ 頼りないかもな
窓の向こう 映るキャンパス

膝の上のカバンの中には
何十社分もエントリーシート
埋められない 空白500字
宙に浮いた 憧れだけなら
いくらでも 溢れ出すのに

いつか 会社の帰りに待ち合わせ
6センチのハイヒール「お待たせ」
長身の同僚 手を振るんだ
記念日は思い出の遊園地
その先のこと 誓い合いたい
どれくらい 手にできるんだろう

未来の私は 笑えていますか
幸せのありかは どちらですか
この先30年 その先何十年
私らしくあるために 何を選ぼう

朝は今のところ弱いけど
好きな人のために 頑張るよ
コーヒーの匂いで 起こしてあげるんだ
少し背伸びしてでも
"なりたい"を諦めないの

いつも 仕事も家事も頑張って
聞こえてない「ありがとう」待って
全部をこなす 自信はないな
でも きっと自分より大切な
命を抱きしめて 泣いてみたい
私は 何を思うだろう

生きた証は 愛情か名誉か
手放しちゃダメなの どちらですか
三限の授業を 抜け出し見上げた
空が綺麗すぎたから わからなくて

未来の私は 笑えていますか
幸せのありかは どちらですか
この先30年 その先何十年
私らしくあるために 何を選ぼう

生きた証は 愛情か名誉か
手放しちゃダメなの どちらですか
三限の授業を 抜け出し見上げた
私らしくあるために 何を選ぼう