「頑張らなくちゃ」
君が言い聞かせたその言葉が
君を苦しめていたね
当たり障りない
慰めの言葉しか浮かばない
僕に何ができるだろう

今も 必死にしがみついている
与えられた毎日を生きている
君は君のままで 綺麗なのに
「私にはなにもないでしょ」
そういって泣いてしまう

たとえばつたない言葉でも
君を救えるなら
僕は喜んで歌うよ
君が心から笑ったら
僕はごめん きっと
泣いてしまうと思うんだ

「自信なんてない」
頭を抱える君の姿こそ
僕には光だった
綺麗なままじゃ見つけられなかった
その弱さも 大事な君だから

過去も未来も見えなくていい
目の前の君に歌えればいい
強くなくていいよ
でも 進もうよ
間違って見失うほど
声になる 響き合える

たとえば胸に浅く刺さった
棘が抜けなくても
僕はそれで良かった
心がここにちゃんとあるって
教えてくれるから
痛みも連れて生きたいんだ

たとえばつたない言葉でも
君を救えるなら
僕は喜んで歌うよ
君が心から笑ったら
僕はごめん
泣いてしまうよ

たとえば深い傷を抱いて
心をどこかに隠してしまっていても
歌うよ 届くまで大声で
どこにいても
見つけるから