映画『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』が描く運命の夫婦
理想と現実の結婚生活人生における大切なこととは
誰もが考える“本当にやりたいこと”“あるべき姿”…
レオ&ケイトが演じる運命の夫婦 先達の愛と人生の格言
2009年1月24日(土)丸の内ピカデリー1他全国公開
新居を構え、幸せな家庭をもち、仕事も順調。なに不自由のない理想的な結婚生活を送る夫婦の脳裏に浮かぶある疑問。「今の生活でいいのか」「別の人生があったんじゃないか」「本当にやりたいこととは」…。平凡な現実から離れた新たな生活への脱出、逃避の欲求は、30代を迎えた夫婦やカップル、働き盛りの社会人にまさに共感されるテーマだろう。しかし、それを実現するには様々な現実のハードルを乗り越えなくてはならない。
そんな葛藤のなかの夫婦の愛、結婚生活における“大切なもの”を赤裸々に、痛々しいまでにリアルに描き出すのがレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが共演する映画『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』。結婚における大切なものとは何なのか、理想と現実、そして運命とは…。国境、時代を超えてアラサー世代に共通するこのテーマを、映画とともに掘り下げる。
理想の結婚生活
 理想の結婚生活……。ひとそれぞれでその定義、感じ方は異なるだろう。夫婦で同じ方向を向いているようでも、追い求める理想とは、それぞれの価値観やそれまでの人生経験などによって、少なからずズレがあることも多いのかもしれない。なに不自由のない平和な日々の生活のなかで、また、現実の生活の様々な困難にぶつかることで生じる夢とのギャップ……。それは、その程度の差はあれ、結婚している夫婦、カップルの誰しもが感じたことがあるに違いない。

 そんななか、20〜30代の既婚者に「理想の結婚生活を送っているか」と質問したところ、回答者の64.3%が「はい」と答え、「いいえ」としたのは35.7%という結果になった。6割を超える夫婦は、現実を理想と捉えているのだ。これを年代別でみると少し割合が変わる。20代では「はい」「いいえ」がそれぞれ65.5%と34.5%、30代では63%と37%。男女別では、女性が60%と40%、男性が68.5%と31.5%となる。

 女性より男性のほうが結婚生活を理想的と考えており、20代と30代では30代のほうが理想的でないと考える人が男女ともに多い。理想の生活が送れていないと感じているひとがもっとも多い層は30代女性だ。その声は「まだまだやり遂げていないことがある」「経済的には恵まれていると思うが、自分自身の姿が理想と違う」「全てにおいてガマンを強いられる」「自分の時間がない。未来がみえない生活」「2人でいても楽しくない。いつ別れてもいいと思うようになってきた」など。

 社会的にも経験を積み重ね、結婚生活でもある程度の歳月を費やしている30代。落ち着いて余裕のあるその生活のなかで、自分の、そして夫婦としての生涯のあり方を見つめ直すタイミングがやってくるのかもしれない。その時に女性は自己のアイデンティティとぶつかり、現実と理想の結婚生活のハザマで苦悩する。
理想の結婚生活を送っているか?
幸せな結婚生活に大切なもの
幸せな結婚生活に大切なものは?  この答えは、年代性別を超えて共通。「相手への思いやり・気遣い」が、幸せな結婚生活にもっとも必要なこととして、すべての層において圧倒的な支持を得た。理想の結婚生活への感じ方には年代性別で差があるものの、夫婦というふたりの生活においては相手を思いやることがまず大切。そのうえでいろいろな感じ方、考えをもつものだ。

 2番目に必要なものからは、年代で別れていく。2〜3番目が、20代では「夫婦間のコミュニケーション」「相手を尊重する気持ち」に対して、30代では「安定した経済力」「価値観・相性の一致」となる。この違いは、ともに過ごした夫婦生活の長さが影響してくるのだろう。30代のほうがより現実的な要素が上位に来る。

 お互いへの思いやりがあり、経済的に安定した夫婦生活という基礎部分が整ったうえで、30代が次に重要とするのが「価値観・相性の一致」。とくに価値観の一致は大切なようだ。その先の長い人生で訪れる岐路、転機、ケンカ、トラブル……。ふたりの価値観が異なると、様々な局面で結婚生活にズレを生じさせていくことになるのかもしれない。
今のパートナーと一緒になれてよかったと感じる瞬間
 結婚生活において幸せを感じる瞬間。それは、何気ない日頃の生活のなかで常に訪れている。しかし、様々なことに追われる日常のなかで、それを実感することは少ないのかもしれない。ひととの話のなかで問われて、本を読んで、テレビ・映画を観て、音楽を聴いて……、様々なシチュエーションを通してふと思い起こし、そのことを改めて感じる人が多いことだろう。

 新たな結婚生活をスタートしたばかりの夢と希望をもつ新婚カップル、なに不自由のない幸せな生活を送る家族、困難やトラブルを乗り越えた家族など、どんな夫婦にとっても、そのパートナーと一緒になれてよかったと感じる瞬間は「家族で一緒にいる時、一緒に笑っている時」。

 それは、誰もがうらやむような家庭をもちながら現実の生活に迷いをもち、自分の生きるべき道、夢の生活を追い求めて葛藤する夫婦にもあてはまる。レオとケイトが映画『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』で演じる30代の夫婦は、まさにこれらのアンケート結果と共通する思いを持ちながら、現実と理想のハザマで揺れる姿を痛々しいまでにリアルにみせる。夫婦にとって、人生にとって大切なことを追求したアメリカのひと組の夫婦。その結末に待ち受けていた現実は……
今のパートナーと一緒になれてよかったと感じる瞬間
映画『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』が描く運命の夫婦
出会い、恋愛、幸せな家庭 そのなかで夢見る新しい生活への旅立ち

女優を夢見るエイプリル(ケイト・ウィンスレット)と元陸軍兵で会社員のフランク(レオナルド・ディカプリオ)は、パーティでの出会いから結婚。ふたりの子供を持ち、閑静な住宅街に新居を構える理想的な夫婦。しかし“自分たちは特別”という意識をもち、平凡な生活に疑問をもつエイプリルは、新たな生活を求めフランクを説得する。

人生は物語のようなもの。重要なのはどんなに長いかではなく、どんなによいかということだ セネカ    愛するということは、お互いに見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見ること
サン・テグジュペリ
旅立ちの決意 そして立ちはだかる現実と、迷い、葛藤

女優を夢見るエイプリル(ケイト・ウィンスレット)と元陸軍兵で会社員のフランク(レオナルド・ディカプリオ)は、パーティでの出会いから結婚。ふたりの子供を持ち、閑静な住宅街に新居を構える理想的な夫婦。しかし“自分たちは特別”という意識をもち、平凡な生活に疑問をもつエイプリルは、新たな生活を求めフランクを説得する。

人生で一番楽しい瞬間は、誰にも分からない2人だけの言葉で、誰にも分からない2人だけの秘密や楽しみを、ともに語り合っている時であるゲーテ 人は常に自分の幸福を望むものだが、常に幸福を見分けることが出来るわけではない
ルソー
不信、失望……離れていくふたりの気持ち

現実を目の当たりにし、迷いに迷い揺れるフランクと、計画を強行したいエイプリルの間には次第に亀裂が入り、言い争いが絶えなくなる。そんななか、ある出来事をきっかけに決定的なケンカが起き、人生が変わっていく……

人生は全て次のふたつから成り立っている。「したいけど、できない」「できるけど、したくない」 [ゲーテ]自分の考えたとおりに生きなければならない。そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう [ブールジュ]
そして……混乱が過ぎ去った後の新たな人生

ケンカ、トラブル……どんな混乱があってもその後も続いていく人生……。新たな生活がスタートしていく。

世の中には幸も不幸もない。ただ、考え方でどうにもなるのだ [シェークスピア]人生は苦痛であり恐怖である。だから人間は不幸なのだ。だが今では人間は人生を愛している。それは苦痛と恐怖を愛するからだ [ドストエフスキー]貧しくとも、君の生活を愛したまえ [ソロー]
レボリューショナリー・ロード燃え尽きるまで公式サイト レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで
2009年1月24日(土)丸の内ピカデリー1他全国公開
配給:パラマウントピクチャーズ ジャパン
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