ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2009年08月26日
LIVE REPORT
EXILE
圧倒的な迫力で魅了した、EXILE史上最大級のツアーをレポート!

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14人体制となって初めてのツアーで魅せた鮮烈なパフォーマンス!
 14人体制となって初めてのツアー、『EXILE LIVE TOUR 2009“THE MONSTER”』。その最終公演となるさいたまスーパーアリーナで彼らは、新しいEXILEの存在意義、そして、未来に向けた可能性をしっかり提示してみせた。

 この日のステージでメンバーは、何度となく「新しいEXILEをこんなにも温かく迎えてくれて、本当にありがとうございます」という言葉を口にした。14人になって初めての全国ツアー、しかも、EXILE史上最大級の34公演。このツアーに対する思い、そこに生じるプレッシャーの大きさは、相当なものがあったはずだ。しかし彼らは、このトライを見事にクリアした。そう、彼らはツアー最終日となるこの日のステージで、新しいEXILEを完全なカタチで表現してみせたのだ。

 “モンスター軍団の復活”をイメージさせる映像からスタートしたオープニングは、タフ&アグレッシブなモードでグイグイと押しまくる。アリーナのど真ん中に設置された円形のステージのうえで、圧倒的な迫力とシャープなダンスアクトを兼ね備えたパフォーマンスを繰り広げるメンバーたち。ライブが始まって数分、“新生EXILE”は完ぺきに3万5000人のオーディエンスを魅了しているようだ。さらに「優しい光」では、ATSUSHIがピアノ、TAKAHIROがギターを演奏、音楽的な奥行きもしっかりアピール。この振り幅の広さもまた、彼らの魅力のだと思う。

 新メンバーをメインにした「FREAK OUT!」も印象的だった。アクロバティックなダンスを中心にしたステージング、そして、“もっともっと上を目指すんだ”という強烈なモチベーション。このツアーにおける最大の収穫は、この彼らの進化ぶりではなかったか。そんな手応えを十分に感じさせる、鮮烈なパフォーマンスだった。

 「10年、20年、30年。形はどうなるかわかりませんが、これからも人生をかけてやっていきたいと思います」(ATSUSHI)という言葉に導かれたバラード「Pure」、パフォーマーひとりひとりのMCのあとは、「Everything」、「WON'T BE LONG」「Choo Choo TRAIN」「銀河鉄道999」というアップチューン4連発で狂喜乱舞のパーティ状態へ。強いビートとキャッチーなメロディ、そして、開放感あふれるパフォーマンス。EXILEのエンターテインメントはこの瞬間、まちがいなくひとつの頂点を迎えていたと思う。

 さらにアンコールでも衝撃的な演出が次々と飛び出した。まずはHIP HOPユニット“DOBERMAN INC”をフィーチャー、コアな音楽性を全面に押し出した「24karats」。そして、吉田兄弟(津軽三味線)、和太鼓、“祝 千秋楽”と書かれた矢倉を組み合わせ、“日本の伝統芸術×最新鋭のポップミュージック”とでも呼ぶべき「FIREWORKS」。さらにEXILEの根本的なコンセプトをストレートに表現したラストチューン「Love,Dream&Happiness」。ショーとしての完成度とファンに対する深い思いがひとつになった、すばらしいライブだったと思う。

 この日、今回のツアーの模様を収録したライブDVD『EXILE LIVE TOUR 2009 “THE MONSTER”』のリリース(10月28日/8月17日よりライブ写真集受注開始)、劇団EXILEの公演(10月29日から青山劇場にて/MATSU、AKIRA、KEIJIの3人が出演)。さらに12月には2年ぶりのオリジナルアルバムのリリースも発表された。ツアーの後も、EXILEはさらにスピードを上げて日本の音楽シーンを牽引していく。そこで彼らが見せる新しいエンターテインメントを心待ちにしていたい。

EXILE プロフィール
(文:森朋之)
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