音楽情報サイト・musicJAPANplus(ミュージック・ジャパン・プラス)が主催するライブイベント『musicJAPANplus GIG vol.1』が8月27日、恵比寿LIQUIDROOMにて開催された。今回のイベントには、エアヴィジュアル系バンドとして、独自の道を突き進む
ゴールデンボンバーをはじめ、D、
Mix Speaker’s,Inc.、
LOST ASHの4バンドが集結。滅多に観ることが出来ないであろう“異色”の組み合わせに、多くのファンが期待を寄せるなか、各バンドそれぞれのカラーを爆発させたステージを披露した。
この日のトップバッターを飾ったのは、LOST ASH。ボーカル・Daikiの力強い煽りと、キャッチーなナンバー「overHORIZON」で会場を温めると、9月7日にデジタルシングル第2弾としてリリースされた「CLOSE TO YOU」を続けて熱唱。MCでは、Daikiの「みんなにプレゼントがあります!」という言葉から、用意していた“ルミカライト”を、一斉に客席へと投げ入れた。続く「LAIR」では、オーディエンスが腕をあげるたびに、“ルミカライト”の鮮やかなピンク色が会場中を舞う。会場には、早くも一体感が生まれていた。
LOST ASHからバトンを引き継いだのは、Mix Speaker’s,Inc.。メンバー全員がマイクとレインボーライトを持ち、ステージ中央に集まった形で幕が開くと、6人の歌声が響くポップなナンバー「シンデレラ」がスタート。軽快なステップでステージ上を踊り回る。バンド形態を取り払った、彼ら流のパフォーマンスが披露されると、会場にはおもちゃ箱を開けた時のドキドキ感に似た空気が溢れだした。それも束の間、ボーカル・YUKIが「Mix Landを始めようか!」と叫ぶと、暴れ曲でもある「JUNK STORY」「Pandora」が続き、空気は一変。モッシュによってミキシングされた会場は、汗が滴り落ちるほどの熱気に包まれた。その後、アルバム「It’s a Dream World」のなかから「うらめし屋敷」「傘の下の世界」などを熱唱。全6曲を披露すると、客席に一礼し、ステージを降りた。
会場が真っ暗に染まると、程なくして、場の雰囲気を引き締める荘厳なSEが鳴り響いた。堂々とした姿でステージに登場したのは、D。彼らの物語は、ボーカル・ASAGIのアカペラからが印象的な「7th Rose」からスタートする。貫禄あるメンバーの姿と、その世界観が存分に表\現されたサウンドは、一瞬にして、オーディエンスをDの世界へ引き込んでいった。彼らのライブでおなじみの「Night-ship”D”」は、メロディに合わせて、Dのバンドロゴがあしらわれたフラッグを上下左右へと泳がせる。無数に掲げられたフラッグは、会場の熱気をかき回し、さらなる熱を呼び込んだ。額に汗を滲ませるオーディエンスを前に続くのは、ニュー・シングル「鳥籠御殿 〜L’Oiseau bleu〜」。ゆったりとしたサウンドに、オーディエンスはしばし耳を傾けた。
各バンドが出演するごとに熱気を増す、疲れ知らずの会場。そのなかで、イベントのトリを飾るのは、独自に道を切り開き進んでいく、唯一無二の存在・ゴールデンボンバー。「ワンマン不安」とオーディエンスの歓声をBGMに、ドラム・樽美酒研二が先陣を切ってステージに登場。続いて、ベース・歌広場淳。するとその後ろに、樽美酒が回り込み、そのまま羽交い締めにするように、歌広場を取り押さえた。状況を理解出来ずにいる歌広場のもとにやってきたのは、大量の生クリームが盛られた皿を手にした喜屋武豊。その皿を躊躇いなく投げた先には、歌広場の顔。見事にクリーンヒット。仕舞いには、忍者に扮した鬼龍院翔がバズーカクラッカーを鳴らすなど、彼らのステージは、自由奔放に進んでいく。
ちなみに、この歌広場へのドッキリは、8月30日に誕生日を迎える彼への少し早いバースデーサプライズ。しかし、その事には触れぬまま、楽曲は始まり、「僕クエスト」「元カレ殺ス」を立て続けに披露した。続くMCで、顔に生クリームをつけたままパフォーマンスを続けていた歌広場は「イベントで(バースデーサプライズを)やることねーじゃん!」と、突然の事に驚きをみせつつ、最後には、ファンに笑顔で感謝を伝えた。
その後も、MCでマッコリにハマっていると話した喜屋武が、大量のマッコリを浴びるように飲むなど、彼らにしか出来ない過激なパフォーマンスが続く。そんななか、「俺たちがヴィジュアル系の見本をみせてやる!」との宣言から「ザ・V系っぽい曲」がスタート。ヘッドバンギングや逆ダイなどの激しいパフォーマンスを繰り広げ、ヴィジュアル系バンドとして本領を発揮。
アンコールでは、ゴールデンボンバーの代表曲でもある「女々しくて」が披露され、会場中がお祭り騒ぎと言わんばかりに踊り狂った。そして、この曲をエンディングに、ゴールデンボンバー、D、Mix Speaker’s,Inc.、LOST ASHの4バンドによる“異色”のコラボレーションは、幕を閉じた。