ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2008年11月10日
LIVE REPORT
VAMPS
前代未聞のZepp・46days(!)ツアーをレポート

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一度は体感すべし!驚愕のロックショー!!
 HYDE(L'Arc〜en〜Ciel)、K.A.Z(Oblivioin Dust)によるニュープロジェクト、VAMPS。シングル「LOVE ADDICT」のリリースとともに行われた前代未聞のZepp・46daysツアーのなかから、終盤戦のZepp Tokyoのライブをレポート!

 悪魔、ドクロをモチーフにしたペイントが施されたZepp Tokyoは、明らかにふだんの雰囲気とは違う。VAMPSの1stツアー『VAMPS LIVE 2008』は、ライブが始まる前から、ワクワクするような高揚感に包まれていた。そのテンションをオープニング・アクトのMONORALがさらに上げていく。これから、とんでもない興奮が味わえる、そんな予感がたっぷりと伝わってくる。\\

 そして7時6分、驚愕のロックショーが幕を開ける。インダストリアル系のヘビィなノイズが鳴り響くなか、吸血鬼をテーマにした古いホラー映画の映像が流される。キリスト像がカットアップされ、そこにHYDEの声が重なっていく。オープニングナンバーは「JESUS CHRIST」。強烈なインパクトをともなった演出を目の当たりにして、オーディエンスはいうまでもなく、すでに熱狂のなか。さらにへビィなナンバーを連発すると、その狂乱はいきなりクライマックスへと達する。すごい!! 「待たせたな、トーキョー。ゆっくり可愛がってやるからよ」(HYDE)という煽りを入れながら、ポップ度を増した「SWEET VANILLA」。クリーン・トーンを軸にしたK.A.Zのギターと甘美な香りを撒き散らすHYDEの声が溶け合う「TIME GOES BY」も素晴らしい。このツアーを見るのはこの日が2度目だったのだが(最初はツアー前半のZepp Sapporoだった)、バンドのダイナミズムは明らかに向上している。 ライブ中盤は、VAMPSの持つ奥深いバンド・サウンドが堪能できるナンバーが並ぶ。ドラムン・ベース的なリズムが炸裂する「IT‘S SAD」、Ju-kenのベースソロとArimatsuの色彩豊かなドラミング、HYDEのアコースティックギターとK.A.Zの浮遊感あふれるギターフレーズが溶け合う「PERFECT MOMENT」も、この日のハイライトのひとつといえるだろう。

 1stシングル「LOVE ADDICT」からはじまる後半は、まさに理性がぶっ飛ぶほどのバイブレーションが響き渡る。2000年代ヘビィロックの真骨頂とでも形容したくなる「MASQUERADE」は、個人的ベスト・アクト。こんなにも強靭なバンド・グルーヴを体感したのは、本当に久しぶりだった。

 アンコールではMONORALのメンバーもステージに登場し、まさに「MIDNIGHT CELEBRATION」(真夜中の祝祭)状態。圧倒的なヘビィネスと退廃的なムードを立体的に描き出す、きわめてクオリティの高いライブだったと思う。このツアーが終わったとき、VAMPSはどんなスケール感を手に入れるのだろうか?その成果も、早く体験してみたい。 (文:森朋之)
(文:森朋之)
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