ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2009年04月01日
LIVE REPORT
Miss Monday
Miss Mondayが彩る、華やかで鮮やかな“虹色”ライブ

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Miss Monday、色とりどりの感情を刺激する“虹色”ライブ
 「RIGHT HERE RIGHT NOW」で激しくカラダを揺らす少年がいる。「イキルチカラ」を一緒に歌うスーツ姿のサラリーマンがいる。そして、「シアワセの種」に涙する女性がいる・・・。3月28日(土)に東京・クラブクアトロで行われたMiss Mondayのライブは、多彩なアプローチで様々な層のファンを魅了した。

 Miss Mondayが今回のワンマンライブに掲げたタイトルは『虹音』。虹のように色とりどりの楽曲が、虹のように色とりどりの感情を刺激する。マンデーのライフワークであるイベント『@HOME』とは趣の違う、オープンなたたずまいのショーケースだ。深夜のクラブイベントには参加できなかった10代のファンも、ここぞとばかりにクアトロに集合。

 何より、このファン層の幅広さを見れば、マンデーの音楽性の幅と奥行きがわかる。日本の女性ラッパーの先駆けとして、母なるヒップホップへの敬愛がベースにあることは言うまでもないが、楽曲ごとに見せる多彩なアプローチは、ジャンルの垣根など軽く凌駕しているのだ。“虹音”とはまさに言い得て妙。

「今日はいろんなMiss Mondayを満喫してもらいたいなと思っています!」

 本当に、その通りのステージ展開だった。
 序盤でみせたのは、2人の女性ダンサーを従えてのアグレッシブなパフォーマンス。マンデー持ち前のアタックの効いたラップが炸裂し、フロアは早くも沸騰状態。この日は、ゲストも豪華で、YOUNGSHIM、童子-T、YU-A(Foxxy misQ)、Mummy-Dと、個性的な面々が随所でオーディエンスを沸かせる。とりわけ、前半と後半のブレイクにステージに立ったマンデーの盟友であるBIGGA RAIJIは、ライブに大いなる笑いの渦まで巻き起こした。

 そして後半は、どちらかというと“歌マンデー”。もとよりメロディフロウを得意とする彼女だが、4月8日に発表するニューアルバム『Love & The Light (w/a white lie)』でボーカルに磨きをかけたことで、この日のステージにもいつも以上に伸びやかな歌声が響いた。ラッパーならではの独自のタイム感と、彼女が身を削って綴る温度感あふれるメッセージには、人の心を揺さぶる力がある。オーディエンスひとりひとりの表情をうかがうだけでも、それは明らかだった。

「この曲を人生のBGMみたいにしてくれてる人もいるみたいで、すごくうれしいです」

 「シアワセの種」に関してマンデーが言ったこと。でもこれは、Miss Mondayという音楽そのものにもいえることだ。人生に寄り添ってくれるかけがえのない音楽に出会えるから、みんな何度もマンデーのライブに足を運ぶ。そしてお土産をもらって帰る。この日は爽快感と心地よい疲労感、そしてあったかい気持ち。いうまでもなく、素敵な夜だった。
(文:斉藤ユカ)
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