ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2010年9月30日
LIVE REPORT
AKB48 Team Ogi祭り
これからも成長する!!ハートウォーミングな“両想い”イベント

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夢に向かって走り続けるアイドルたちのメッセージ
 “プロダクション尾木”に所属するAKB48のメンバー13人による“Team Ogi”を中心とした“Team Ogi祭り”が、東京・SHIBUYA-AXで2日間に渡って開催された。秋元康氏がプロデュースを手がけた元おニャン子クラブのメンバーも登場し、新旧アイドルの共演となった2日目をレポート!

 オープニングを飾ったのは、渡り廊下走り隊の「やる気花火」だった。5人のサワヤカ笑顔とともに秋の打ち上げ花火が打ち上がった。
「Team Ogi祭りは、やる気満開でーす(キラキラッ)!」(平嶋夏海
「私はやる気花火のようにぃ、やる気満開でがんばりまぁ〜す(ユルユル)」(多田愛佳
 という感じでTeam Ogi祭り2日目は、なごみモードで発進。しかし、次に登場したノースリーブス(以下no3b)が空気をキュッと引き締める!歌に寄り添ったしなやかなダンスと一途な眼差しで魅せてくれた。

 初日はシャッフルユニットがメインのセットリストだったが、2日目の楽しさは、AKB48のコンサートでもそんなに長時間は観ることができなかった、no3bと渡り廊下走り隊のステージがたっぷりと味わえること。そして何よりもファンが熱望していた、AKB48と同じく秋元康氏のプロデュースで80年代アイドルブームを巻き起こしたおニャン子クラブとの新旧アイドル夢の共演が実現したことだろう。

 まずは生稲晃子のデビュー曲「麦わらでダンス」を、シンデレラのようなミニドレスにティアラ姿のCinDyこと浦野一美をセンターに、平嶋&多田のサポートという形でパフォーマンス。1番が歌い終わった辺りで、後ろから本家本元の生稲が、水玉模様の赤いアイドルルックに麦わら帽子という、いで立ちで乱入!めっちゃうれしそうな笑顔!

 続いて岩佐美咲が浴衣姿で「あじさい橋」を歌う。なんてサワヤカな演歌なんだ。歌も上手いし……と思っていると、またしても本家本元・城之内早苗が歌いながらステージへ。岩佐は感激して涙目。しかも緊張して歌えないという、かわいらしい場面も。

 直後のno3bを交えてのMCでは、
小嶋「おニャン子も恋愛禁止だったんですか?」
生稲「ありましたし、守ってました。私は!」
高橋「私たち、後ろ髪ひかれ隊のカバーをさせていただくことがあるんですけど、なにかアドバイスをいただけますか?」
生稲「後ろ髪ひかれ隊って、おニャン子のなかでもお笑い3人組だったんだよね」
峯岸「(no3bと)意外な共通点があったんだ(笑)」

 そして、うしろ髪ひかれ隊のデビュー曲「時の河を越えて」をno3bが当時の振り付けのままでパフォーマンス。小嶋陽菜いわく「新鮮だった〜!」。

 渡り廊下走り隊の真骨頂である「ギュッ」「完璧ぐ〜のね」の2曲では、お客さんも含めて完璧な渡り廊下走り隊ワールド。太い男子の声でギュッ!のかけ声は、なかなかおもしろい。渡辺麻友のセリフ“甘えていい?”には、みんなメロメロだったのでは……?「完璧ぐ〜のね」を踊る5人は、完璧にアニキャラ化していた。

 そして、黒い衣装に身を包んだ高橋みなみが、新曲「奇跡は夜生まれる」を歌い始めると、またしてもムードは一転。レトロなマイクをぎゅっと握って、まるでレクイエムのようなバラードを熱唱する。間奏ではフラついた足取りで天を見上げ、最後はその場に崩れ落ちるなど、歌詞の世界観を体現。全身全霊で歌に向かっている姿勢が見えた。同じソロ曲でも渡辺が歌った「軟体恋愛クラゲっ娘」は、80年代アイドル風サウンド。ツインテールに白ピンクのメイド風ドレスでフニャフニャダンス。本人も大好きな曲というだけあってイキイキとしていた!

 後半戦はno3bからスタート。切なすぎる「君しか」からハッピーな「タネ」、そして温かくて胸がキュンとする「青春の木漏れ日」。歌っているビジュアルを込みで聴いていると、声の特徴もわかりやすい。ひたむきな高橋とキュートな峯岸みなみ、甘い雰囲気の小嶋。ハーモニーも美しくて思わず聴き入ってしまった。

 特筆すべきは、次の「初恋ダッシュ」。生稲をセンターに岩佐、小森美果野中美郷松原夏海の5人が、元気なロックンロールサウンドで走り回っていたこと。生稲のワンテンポ遅れ気味のダンスが微笑ましかった。後の渡り廊下走り隊のMCで、「生稲さんの“レッツゴー”がセクシーだったから、まゆゆもセクシーにいってみて」と仲川遥香に振られた渡辺が、ウィスパー気味に“レッツゴォ?”と言って照れ笑いをしていたのが印象的。セクシーだったかどうかは、みなさんそれぞれの判断にお任せしたい。

 再び渡り廊下走り隊がステージを占拠し、ハイテンションな「ゴメンナサイ」と「走り隊 GO! GO! GO!」で、会場をイッキにクライマックスへと駆り立てた。それにしても「ゴメンナサイ」のフザケたポーズは微笑ましい。渡辺の“間違えちゃった……ゴメンナサイ!”には誰も怒る人はいないはず。ていうか、喜んで許しちゃうはずだ。

 そして、全員で歌った「アッカンベー橋」のユルさといったら……(笑)。顔も緩んでくるくらいに呑気な空気が会場いっぱいに広がって、地球のどこかで争い事が起きているなんて信じられない気持ちになった。そんなホンワカムードのなかで大型モニターにアップで映し出された高橋は、ロックな顔をしていたが。

 ラスト曲の前に全員ひと言ずつコメントをしたなかで、峯岸の「Team Ogi、これからもっと成長して行けたらいいなと思います。そして皆さんに愛されるイベントになっていけたらいいなと思っています」という言葉が、13人全員の気持ちを代弁していたのではないかと思う。「ひこうき雲」は、明日からのパワーと笑顔をくれたのだった。

 アンコールでは、no3bの「バスストップ」と「渡り廊下走り隊の「手のひら」を全員で合唱。とてもピースフル!最後の最後には、同事務所の先輩である女優の三浦理恵子がサプライズで登場するなんて、さすがプロダクション尾木。贅沢なイベントでもあった。だけど、このイベントの真ん中にあるのは「手のひら」で歌っていることそのものであり、高橋のこの言葉である。
「これからも私たちは、夢に向かって走り続けます」(高橋)

 初めてのTeam Ogi祭りは、ハートウォーミングなイベントとなった。そして“またやりたい”“やってほしい”とお互いに思えた“両想い”のイベントとなったのだった。
(文:三沢千晶)
【過去の特集&インタビュー】
■渡り廊下走り隊インタビュー
 『メンバーが語る“ギュッ”とされたい瞬間&したい人!』(2010/09/01)

■高橋みなみインタビュー
 『AKB48の絆はすぐにはほどけない、絶対の自信があります!』(2010/09/22)

■AKB48 大島優子インタビュー
 『運命を感じた、自分にピッタリな新曲での初センター!!』(2010/08/18)

■AKB48ライブ特集
 『初武道館から代々木まで、ライブの模様を一挙大公開!!』(2010/07/22)
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