ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2010年7月23日
LIVE REPORT
植村花菜
中国の人々の心にも響いた「トイレの神様」――上海万博ライブ

次へ
植村花菜植村花菜植村花菜植村花菜植村花菜
涙する中国人の観客植村花菜   
「トイレの神様」に中国の観客も涙
 「トイレの神様」が大ヒット中のシンガー・ソングライター、植村花菜が7月13日、中国・上海で行なわれている上海万博でライブを行なった。

 湿度80%を超える上海。人の多さと湿度と、時折雨が落ちてくる万博会場内は、ものすごい蒸し暑さ。そんななか、彼女の伸びやかな声と、親しみやすいメロディが、中国の観客の耳と心を捉えた。ギター1本のアコースティックスタイルで、しっとりとバラードを、軽やかにアップテンポのナンバーを次々と披露し、30分間のステージの最後の曲は「トイレの神様」。

 「私が上海万博で歌うきっかけになった歌です。身近な人を大切にすることを考えるきっかけになってくれると嬉しいです」と言い、歌い始めると、ステージのスクリーンに中国の訳詞が流れてくる。これで観客の心をグッとつかんだ。やがて涙を流しながら聴き入っている人がどんどん増えてきた。歌い終わった時は温かく大きな拍手が巻き起こった。客席の前のほうで涙を流しながら聴いていた人は、「すごく感動した。亡くなったおばあちゃんのことを思い出した。“トイレの神様”という文化は中国にはないけど、家に帰ったらトイレをきれいに磨きたいと思います」と語っていた。

 30分のライブを1日3回、これを2日間行い、合わせて約4000人を動員して、彼女の上海万博ライブは幕を閉じた。この模様は地元メディアにも大きく取り上げられ、植村の名前は一躍中国全土に響き渡った。この夏はフェスを始めとして、日本全国で精力的にライブを行い、「トイレの神様」を通して、彼女の“想い”を伝えていく。

 このライブの前に、彼女はステージがある日本産業館のなかに展示されている、金を陶器に塗りこんだ「世界一のトイレ」と対面。「ホンマに金ピカですね(笑)。ゴージャスな神様がいそうですね(笑)。この曲が縁で、ここでライブをやらせてもらって、うちのトイレはこんな豪華じゃないですけど、上海に来る朝も『行ってきます』と感謝の気持ちを込めて、トイレを磨いてきました。」と語っていた。
ライブレポート一覧へ

P R

イープラス