ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2009年11月19日
LIVE REPORT
abingdon boys school
圧倒的なパフォーマンスで魅せたドラマティックなステージ!

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ブレやスキが一切ない完璧なステージング!
 東京EBISU LIQUIDROOMで行われた『TOKYO-EBISU 7 days』のラストを、10月29日に迎えたabingdon boys school。記念すべき最終日のステージということで、会場はスタート前から異様な熱気を放ち、サウナかと思うぐらい高温多湿状態。立ってるだけで汗が背中から流れるほどの暑さの中、4人が登場すると観客は声援を上げながらいきなり沸点に達し、温度はさらに上がる。

 その熱気と歓声の中、ステージの上で円陣を組み、開始前の気合いを入れるメンバー達。多分それはファンと共にライブ=ドラマを作ろうという彼らの意思の表れだろう。その証拠に「とことん暴れる」(西川)と宣言してスタートしたステージはオープニング「STRENGTH.」から、圧倒的な吸引力で濃密、かつドラマティックな世界にグイグイ引き込んでいく。続く「HOWLING」で激しく揺さぶり、「DOWN TO YOU」では妖しげに、「JAP」では突き抜けるような炸裂感を放つなど、次々と顔を変えながら会場をのみ込み、一瞬たりとも離さない彼ら。それはクールに音を刻む柴崎、熱くアクティブに暴れるSUNAO、緻密にサウンドを作り出す岸、そして何より体の芯を轟かす西川の稀有な歌声が作り出す、重厚で完璧なアクトのなせる技。

 「楽屋では立ってるより横になっている人が多かった」(西川)と、『TOKYO-EBISU 7 days』ライブの苦労を語っていたが、ステージ上の彼らにブレやスキは一切ない。いや、吸引力は後半にいくほど加速し、本編ラストの「キミノウタ」が終わった瞬間、汗だくになったオーディエンスのアンコールの声がハコを揺らすほど響き渡る。

 そしてスタートしたアンコールでは、新曲の「From Dusk Till Dawn」を熱唱。燃焼しつくした解放感と“ドラマ”が終わった切なさを胸にしっかりと刻んでくれた。今後はヨーロッパに遠征し、“武者修行”をして帰ってくるというa.b.s.。グレードアップした彼らと再び会えるのが今から楽しみだ。
(文:若松正子)
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