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ミュージックライブレポート
2009年10月30日
LIVE REPORT
樋口了一
「手紙〜親愛なる子供たちへ〜」の誕生日に1年の思いを熱唱

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樋口了一    
樋口了一に届いた“手紙”の中身とは?
 アコースティックギター1本で切々と歌う「手紙〜親愛なる子供たちへ〜」(2008年10月発売)がロングセラー中のシンガー・ソングライター樋口了一が10月22日、コンサートツアー『樋口了一コンサート〜手紙 親愛なる子供たちへ〜』の追加公演を東京・草月ホールで行った。

 この10月22日という日は、昨年リリースされた「手紙〜」の発売からちょうど1年になる日で、まさに「手紙」の満1歳になる誕生日。この1年間をかけて、「手紙〜」はゆっくりと確実に成長した。ライブやラジオでの地道な活動が下地になり、テレビ番組『誰も知らない泣ける歌』(日本テレビ系)で紹介されてから徐々に話題が広がり、ロングヒットになった同曲。そんな日々への思いを込めた樋口の歌声が会場に響き渡ると、涙をこらえられなくなった観客が、ハンカチを手にすすり泣く声があちこちから聞こえた。

 MCでは、手紙にまつわる話として、現在45才の樋口が24年前(当時21才)の『つくば科学万博』で、“未来の自分に手紙を書こう”という企画で書いた“自分宛の手紙”が最近届いたエピソードを披露。その手紙には「全米大ヒット!グラミー賞おめでとう!」と書かれていたという。偶然にも「手紙」つながりで、全米ではないが「手紙〜」という曲が日本で大きな感動を呼んでいることと、樋口の青春時代のエピソードに会場が和み、観客から大きな拍手が沸き起こった。

 その後、300人の観客を前に、石川さゆりに提供した「朝花」、自分の子供の姿を見て神様の存在を感じて書いたという「How」を熱唱。さらに、コンサート終盤には人気バラエティ番組『水曜どうでしょう』(HTB)のテーマソング「1/6の夢旅人2002」などアッパーな楽曲で会場を盛り上げた。

 この日は、トータルで2時間を超え、樋口は全16曲を披露。その人柄が伝わる温かなトークも交えた印象的なコンサートとなった。また、会場ロビーには「手紙」を携え全国をまわっている『ポストマンライブ』の写真や、そのライブ先で出会った人たちの寄せ書きで埋めつくされた巨大なフラッグが掲出され、多くの観客が足を止めて見入っていた。なお、樋口は現在、ライブの合間をみて新作を制作中。そちらの完成も楽しみだ。
【関連リンク】
■樋口了一インタビュー
 僕の人生を変えた一通の手紙(2009/06/30)
■編集長の目っ!
 第2の「千の風になって」?樋口了一「手紙」ヒットのワケ(2009/05/15)
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