ミュージック インタビュー&コメント

ミュージックライブレポート
2009年10月19日
LIVE REPORT
山崎まさよし
地元で自身初のチャリティーライブ、「自分が今できることは何なんだろう」

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山崎まさよし山崎まさよし山崎まさよし山崎まさよし 
音楽のパワーで水害復興へ!1800人の老若男女に笑顔
 今年デビュー15年目を迎える山崎まさよしが10月14日(水)、自らの出身地である山口県防府市で、自身初のチャリティーライブを行った。7月に同市を襲った水害の復興へのチャリティーイベントとして開催したもので、会場となった防府市公会堂に集まった約1800人の来場者の前で、全18曲を熱唱した。

 このライブは、水害から約3ヶ月が経った現在でも復旧作業が行われている状況に、同市に何か協力ができないかと山崎が働きかけたのがきっかけで実現した。エフエム山口と防府市文化振興財団が主催となり、地元住民を中心にチケットを販売し、グッズも合わせた売上げを災害への義援金として寄付する。

 会場の約1600席は即完売、当日券が出るかわからない状況でもライブ当日には遠方から大勢のファンが駆けつけ、立ち見も含めた約1800人の地元住民およびファンが、新旧織り交ぜた全18曲にわたる山崎の弾き語りライブを堪能した。

 山崎のライブを初めて観る観客も多いなか、1曲目はギターではなく、アルバムタイトルにもなっている「アトリエ」を鍵盤でスタート。観客からは割れんばかりの拍手が湧き上がり、「お帰り!!」「ありがとう!!」と多くの声援が飛び交った。

 MCでは「東京で防府の災害を知った時に、自分が今できることは何なんだろうと。自分が住んでいた地区もすぐ近くです。できるだけ早い復興を願います」とチャリティーイベントへの思いを語った。また、「防府天満宮に行ったら誰も(自分に)気づかなくて、地元の中学生に話しかけてもこのオジサン誰だろ?って顔されて(笑)。さすがに長いこと地元を離れたらオーラさえもなくなるんでしょうね」と地元凱旋エピソード(?)で会場を沸かす場面も見られた。

 その後、山口県の富海がモチーフの「最後の海」や「未完成」などをはさみ、「ツバメ」、自身主演の映画主題歌「8月のクリスマス」をピアノで歌いあげるとライブもよいよ後半戦に突入。デビュー曲「月明かりに照らされて」から、SMAPがカバーした「セロリ」、「ヤサ男の夢〜昼休み」とつなげると、1800人の観客は総立ちに。その勢いが冷めることないまま、しっとりと「全部、君だった。」でラストを締めくくった。

 さらに、アンコールを受けると、「ECOやチャリティーに対して、自分ができることを考えるのは本当に難しい。ライブは形としては残らないが、少しでも来てくれたお客さんの心に残れば」とメッセージを送り、最新アルバム『IN MY HOUSE』(5月13日発売)の最後に収録される「ア・リ・ガ・ト」でチャリティーライブを締めた。

 9月にデビュー15年目に突入した山崎まさよしが、こうした形で凱旋ライブを行うのも何かの縁かもしれない。1800人の老若男女が笑顔で会場を後にする姿からは、音楽のパワー、可能性を改めて感じ取ることができるライブとなった。
【過去の特集・インタビュー】
■シングル「Heart of Winter」
 『冬の空気を感じさせる最高の“音届(おとどけ)”ものが到着!』(2008/12/10)
■Augusta Camp 2008
 『今年で10周年!熱狂と感動のライブを特大レポート!!』(2008/08/06)
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