俳優の染谷将太が主演し、中国の巨匠チェン・カイコー氏が監督を務める日中共同製作映画『空海―KU-KAI―』（2018年2月24日公開）の予告映像が13日、解禁された。

　同作は、夢枕獏氏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴（うたげ）す』（角川文庫／徳間文庫）を実写化。中国・唐の時代、日本から遣唐使としてやってきた若き僧侶・空海が、詩人・白楽天（ホアン・シュアン）と共に、首都・長安を揺るがす巨大な謎に迫る。

　傾国の美女とも呼ばれた中国唐代の皇妃・楊貴妃をチャン・ロンロン、空海と白楽天が追う怪事件のカギを握る人物・阿倍仲麻呂を阿部寛が演じ、そのほか松坂慶子や火野正平らが共演する。

　解禁された予告編は、空海と白楽天が事件を追う姿や、涙を流す楊貴妃のシーンなどを収録。圧倒的なスケールの世界観とともに、染谷と阿部は流ちょうな中国語での演技にも注目だ。

　予告編内で使用されている音楽は、『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』※1（2003年）や、『リクルート』（03年）、『コンスタンティン』※2（05年）などの世界的大ヒット作品の楽曲制作にも携わった、ドイツ出身の作曲家クラウス・バデルト氏が担当した（※1・2は他者との共同作曲）。

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