バラエティ番組やイベントなどにひっぱりだこ。いまや柔道家よりタレントとしての顔のほうが一般的になってきている篠原信一。そんなエンタテインメントシーンで幅広く大活躍中の篠原に、ブレイクのきっかけになった中居正広との仲など、これまでの芸能活動のウラ話をじっくりと聞いた。アニメ映画『ポケモン・ザ・ムービーXY「光輪(リング)の超魔神 フーパ」』での声優初挑戦についても語る。
◆僕は「ガオー」っていうイメージでしょ?
――いままさに飛ぶ鳥を落とす勢いで大活躍中ですが、今回の声優オファーを受けたときはどのように思いましたか?
【篠原】 話をもらったときは人間の役かなと思っていたら、ヒポポタスというモンスター役でした。セリフは「ヒポー」っていう一種類なんですけど(笑)。かわいいキャラクターだから、僕にはあわないのかなと心配したんですね。僕は「ヒポー」より「ガオー」っていうイメージでしょ? でも、監督から「篠原さんなりのヒポポタスでいいんですよ」と言っていただいてやりやすかったです。決まったときは、子どもに言っていいのかわからなかったので、ひとりでこっそり準備していました。その後、『ポケモン』に出るんだよって話したら、「すごい!」って喜んでくれました。
――篠原さんは、声優は初めてですか?
【篠原】 番組のなかで声の演技をしたことはありますけど、声優として作品に参加するのは初めてです。でも、大人気の『ポケモン』シリーズに出させてもらうとは思っていませんでした。この映画に出演したことでいろいろな番組に呼ばれたりして、とてもありがたいですね(ポケモンの人形に向かって「ありがとうね」)。
――最近、本当にバラエティなどでご活躍ですが、テレビにたくさん呼ばれるようになったきっかけというのはあったんですか?
【篠原】 たぶん、現役時代や監督時代には、寡黙で怖くて厳しそうというイメージがあったのが、最近はそれが払しょくされたから呼ばれるようになったのかなと。しゃべるとしょーもないことばっか言いよるなっていうのが知られるようになりましたし。でも、自分としては、現役のときも監督のときも、このままだったんですよ。何も変わっていないです。
――よく篠原さんのブレイクには、SMAPの中居正広さんが関係していると言われていますけど……。
【篠原】 以前、中居くんがオリンピック番組のキャスターをしていたとき、僕が解説をしていて、そこで初めてお会いしました。同級生ということもあって意気投合して、楽しくやらせてもらったんですね。で、僕が最近テレビに出だしてからも、中居くんの番組に呼んでもらったりして。中居くんが僕をプロデュースしてくれたというふうに言われたりしていますけど、正確にはそうではないです。僕からしたらすごくうれしいしラッキーなんですけど、中居くんには迷惑かけたらいけないなと思ったりしています。
◆なんでも人のせいにしてばっかり?
――そうだったんですね。テレビに出ていて、何か意識したり心がけたりしていることってありますか?
【篠原】 時間に遅れないようにとか、最低限の気を張っているくらいですね。バラエティでは素を出しているだけで、ここをどうしようとかそういう感じではないんですよ。でも、テレビに出させてもらっていると、ほんとに皆さん個性があって場を回していくのもうまくて、勉強になっています。
――篠原さんは、オリンピックのときの発言などもすごく注目されてましたが、潔くてかっこいいイメージがありましたよね。
【篠原】 それは間違いないですね。いや(笑)、ホントのところは、なんでも人のせいにしてばっかりですよ。
――学生時代は、上下関係が厳しいと思いますが、篠原さんはどんな先輩だったんですか?
【篠原】 先輩が厳しいから「こんな思いするんやったらやめよう」と思う人もいますが、僕の場合は3倍くらいにして後輩に返していましたね(笑)。いやでも、学生時代はそれなりに厳しかったですけど、社会人になってからは、学生時代のような接し方はしていないです。
――やっぱり、バラエティでお見かけするのと同じくらい発言の切り替えしが早いですね(笑)。
【篠原】 でも、僕は集中力がないので、ちょっと油断していると「なんでしたっけ?」ってなることは多いんです。よくバラエティでも「聞いてた?」ってつっこまれたりして。
――柔道でも、大学3年で転機があり、芸能界でも40歳過ぎてからブレイクしたりと、比較的「遅咲き」なイメージもありますが、そこに対してはどう思われますか?
【篠原】 目標に向かっていくうえで、早くても遅くてもそこに到達できれば同じことだと思います。最終的に目標に達することが大事です。
――では、これからの目標をどう考えてますか?
【篠原】 いまは、呼んでいただける仕事を楽しくやらせてもらっている段階です。いろいろ吸収しながら、おいおい目標を持ってやっていければいいなと思っています。
(文:西森路代)
◆僕は「ガオー」っていうイメージでしょ?
――いままさに飛ぶ鳥を落とす勢いで大活躍中ですが、今回の声優オファーを受けたときはどのように思いましたか?
【篠原】 話をもらったときは人間の役かなと思っていたら、ヒポポタスというモンスター役でした。セリフは「ヒポー」っていう一種類なんですけど(笑)。かわいいキャラクターだから、僕にはあわないのかなと心配したんですね。僕は「ヒポー」より「ガオー」っていうイメージでしょ? でも、監督から「篠原さんなりのヒポポタスでいいんですよ」と言っていただいてやりやすかったです。決まったときは、子どもに言っていいのかわからなかったので、ひとりでこっそり準備していました。その後、『ポケモン』に出るんだよって話したら、「すごい!」って喜んでくれました。
――篠原さんは、声優は初めてですか?
【篠原】 番組のなかで声の演技をしたことはありますけど、声優として作品に参加するのは初めてです。でも、大人気の『ポケモン』シリーズに出させてもらうとは思っていませんでした。この映画に出演したことでいろいろな番組に呼ばれたりして、とてもありがたいですね(ポケモンの人形に向かって「ありがとうね」)。
――最近、本当にバラエティなどでご活躍ですが、テレビにたくさん呼ばれるようになったきっかけというのはあったんですか?
【篠原】 たぶん、現役時代や監督時代には、寡黙で怖くて厳しそうというイメージがあったのが、最近はそれが払しょくされたから呼ばれるようになったのかなと。しゃべるとしょーもないことばっか言いよるなっていうのが知られるようになりましたし。でも、自分としては、現役のときも監督のときも、このままだったんですよ。何も変わっていないです。
――よく篠原さんのブレイクには、SMAPの中居正広さんが関係していると言われていますけど……。
【篠原】 以前、中居くんがオリンピック番組のキャスターをしていたとき、僕が解説をしていて、そこで初めてお会いしました。同級生ということもあって意気投合して、楽しくやらせてもらったんですね。で、僕が最近テレビに出だしてからも、中居くんの番組に呼んでもらったりして。中居くんが僕をプロデュースしてくれたというふうに言われたりしていますけど、正確にはそうではないです。僕からしたらすごくうれしいしラッキーなんですけど、中居くんには迷惑かけたらいけないなと思ったりしています。
◆なんでも人のせいにしてばっかり?
――そうだったんですね。テレビに出ていて、何か意識したり心がけたりしていることってありますか?
【篠原】 時間に遅れないようにとか、最低限の気を張っているくらいですね。バラエティでは素を出しているだけで、ここをどうしようとかそういう感じではないんですよ。でも、テレビに出させてもらっていると、ほんとに皆さん個性があって場を回していくのもうまくて、勉強になっています。
――篠原さんは、オリンピックのときの発言などもすごく注目されてましたが、潔くてかっこいいイメージがありましたよね。
【篠原】 それは間違いないですね。いや(笑)、ホントのところは、なんでも人のせいにしてばっかりですよ。
――学生時代は、上下関係が厳しいと思いますが、篠原さんはどんな先輩だったんですか?
【篠原】 先輩が厳しいから「こんな思いするんやったらやめよう」と思う人もいますが、僕の場合は3倍くらいにして後輩に返していましたね(笑)。いやでも、学生時代はそれなりに厳しかったですけど、社会人になってからは、学生時代のような接し方はしていないです。
――やっぱり、バラエティでお見かけするのと同じくらい発言の切り替えしが早いですね(笑)。
【篠原】 でも、僕は集中力がないので、ちょっと油断していると「なんでしたっけ?」ってなることは多いんです。よくバラエティでも「聞いてた?」ってつっこまれたりして。
――柔道でも、大学3年で転機があり、芸能界でも40歳過ぎてからブレイクしたりと、比較的「遅咲き」なイメージもありますが、そこに対してはどう思われますか?
【篠原】 目標に向かっていくうえで、早くても遅くてもそこに到達できれば同じことだと思います。最終的に目標に達することが大事です。
――では、これからの目標をどう考えてますか?
【篠原】 いまは、呼んでいただける仕事を楽しくやらせてもらっている段階です。いろいろ吸収しながら、おいおい目標を持ってやっていければいいなと思っています。
(文:西森路代)
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2015/08/05