女優の中谷美紀（39）、神野三鈴（49）が12日、都内で行われた舞台『メアリー・ステュアート』開幕直前会見に出席。イタリア人女性作家のダーチャ・マライーニ作の同舞台は、2人の女優が4役をこなす。あす初日を控えた中谷は、意気込みを聞かれると「できることなら逃げ出したい、ひょっとしたら逃亡している可能性があるくらい恐ろしい」と苦笑い。「しかし、そのくらい素晴らしい作品に出会えたこと。逃げないように気をつけます」と語った。

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　同作はスコットランド女王メアリー・ステュアートと、イングランド女王エリザベス1世という同時代に同じ島の中に生きた2人の女王を描く。男で身を滅ぼしたと言われるメアリーを中谷、一生結婚しないことを宣言したエリザベス1世を神野が演じる。

　中谷と神野は今作が初共演。約1ヵ月間のけいこの様子を聞かれると、神野は「美紀ちゃんは本当に面白い人。美しさと知性は日本の皆さんご存知だと思うけど、やんちゃでジョークの好きな面白い人。休憩時間は笑い続けていてすごく楽しかった」と笑顔。中谷も「神野さんの情熱と知識に対して、私はまだまだ新人の状態。舞台の上で遊ばせてもらっているので、安心して委ねています」と信頼を寄せた。

　作品内で中谷が「神野さんの豊満な胸をもみしだくという暴挙にでております」と明かすと、神野は「普段見ていただけない中谷さんを見ていただけると思います」と妖艶にほほ笑み、アピールした。

　同作は6月13日から7月5日に東京・パルコ劇場で上演され、その後大阪、広島、名古屋、新潟、福岡を回る。

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