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クラゲに癒される大人急増 “マイクラゲ”観察に応募殺到

 流れに身をまかせ、ふわふわと水の中を漂うクラゲ。水族館でクラゲをぼんやり眺めていたら、いつのまにかかなりの時間が経過していた、という経験がある人も多いのでは? 今、クラゲに癒しを求め水族館に訪れる大人が増えているという。この癒しの空間を独り占めしたい――そんな大人のワガママを叶えてくれる“大人限定”ワークショップ『ふわふわクラゲ』が、東京スカイツリータウン・ソラマチのすみだ水族館で金曜の夜に実施されている。ORICON STYLE編集部では、1回の定員10組20名に対し、数百名の応募があるというこの大人気ワークショップ『ふわふわクラゲ』に潜入。癒しの時間を体験してきた。

“マイクラゲ”を心ゆくまでじっくりと観察

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■“マイクラゲ”をペンライトで照らしじっくり観察

 ワークショップが実施されるのは、1週間の仕事が終わった金曜の夜。頑張って働いた大人たちにとって、癒しが最も必要な時間帯だ。到着すると、参加者全員に、お祭りなどでよく見かける光るブレスレットが配られた。それを手首に巻いてワクワクしながらスタートを待っていると、ほどなくして本日のパートナーとなる“マイクラゲ”が入った大量のガラス瓶が運ばれてくる。注意事項の説明のあと、一人ひとりにガラス瓶とペンライトが配られた。

 この日のパートナーは、生後1ヶ月ほどのミズクラゲ。まずはふわふわと漂うクラゲをペンライトで照らしながら、じっくりと観察が始まる。全部同じ時期に生まれたそうだが、周囲の参加者が持っている瓶をよく見ると、個体によって大きさが異なっており、何だかマイクラゲに愛着が湧いてくる。気づくと、誰もが無言で、というより夢中でクラゲを観察していた。様々な角度からクラゲを照らしていると、ふと「眩しくないのかな?」と疑問が。そこでスタッフに尋ねてみると、光に対してそこまで敏感ではないため、大丈夫なのだという。

 心ゆくまで観察したあとは、餌やりの時間。作業台に移動すると、全員に水とプランクトンが入ったビーカーが渡された。ガラス瓶の蓋を開け、ゆっくりと注いでいくと、途端に活発に動き出すマイクラゲ。実は朝から何も食べていなかったため、お腹がペコペコなのだという。嬉しそうに動き回る姿に、見ているこちらまで楽しくなってくる。また暗がりに戻ってペンライトで照らし、観察スタート。当たり前かもしれないが、食事中のクラゲを見るのはこれが初めてだ。

■クラゲの貴重な食事シーンを心ゆくまで観察

 食事といっても、魚や動物などと同じように自ら餌をパクッと食べに行くわけではない。傘の部分を大きく動かすことで触手にプランクトンを付着させ、粘液と繊毛運動によって口へと運んでいくという。ずっと眺めていると、傘の真ん中に透けて見える四葉のクローバーのかたちの部分にプランクトンが集まってきた。実はここが胃袋とのこと。クローバー部分のプランクトンの数が増えていき、徐々にオレンジ色に染まっていく様子は何とも不思議な光景だ。

 クラゲの食事シーンを観察して、本日のワークショップは終了。水の動きに身を任せ、気ままにふわふわと漂うクラゲを見ているだけで、日頃のストレスで疲れた心もスーッと軽くなるようだった。まさに大人ならではの貴重な癒しの時間を過ごすことができ、参加者も皆、満足げな顔で帰路についていった。

 大人限定ワークショップ『ふわふわクラゲ』は、毎週金曜の19時45分より実施。参加費は無料(入場料が別途必要)で、WEBの専用フォームまたはハガキでの事前応募が必要となる(応募者多数の場合は抽選)。

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