米・イリノイ州出身で民主主義アメリカの精神を築いたともいわれるエイブラハム・リンカーンをモチーフにしたマスコット“ビッグリンカーン”がイリノイ州親善大使に任命された。既に極秘来日も果たしており、今月後半には就任セレモニーも開催される。さらに『ゆるキャラ（R）グランプリ2014』にもエントリーされることも決定。ゆるキャラ界に突如襲来した“黒船”に、全国の強豪ゆるキャラたちも戦々恐々だ。

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　イリノイ州といえばリンカーンの故郷として知られ、リンカーンパークにあるリンカーンの銅像の鼻に触ると幸福になれるという言い伝えがあるほど。そんな同州の象徴ともいえるリンカーンにソックリ（!?）なキャラクター“ビッグリンカーン”は、キリリとした顔からは想像できないほどフレンドリーで好奇心旺盛。すでに日本の文化を体験しながら活動を始めており、姉妹都市でもある大阪の街を体験済み。

　イリノイ州各都市と姉妹関係にある先輩キャラたちもリンカーン君に対する思いはそれぞれ。埼玉県所沢市のトコろんは「ユルさではぼくの勝ちだね！ アメリカのキャラクターはあまりユルくないのかな？」と挑発。富山県滑川市のキラリンも「かわいらしさと顔の大きさでは負けませんよ（笑）」とライバル心をむき出しに。だが、北海道旭川市のあさっぴーなどは「ところで、ビッグリンカーンくんはラーメン好き？いい店しってるよ！」とフレンドリーだ。

　既に来日を果たしているビッグリンカーンはツイッターやフェイスブックで、早速日本での生活風景をアップ。「とりあえず大阪に来てみた。わたしがリンカーンであることはわかるようだ。予告なしに来日したからみんな驚いているようである」と優越感に浸っている。また、「リンカーンさんもゆるキャラなのと聞かれた。ついYesと答えてしまった。ゆるいキャラクターのつもりはないのだが……」と若干の戸惑いも覚えているようだ。