映画「男たちの大和 YAMATO」を製作した角川春樹氏は公開500館を目指すと語った |
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映画「男たちの大和 YAMATO」(佐藤純彌監督)の製作角川春樹氏(63)が17日、都内で東映配給の同作の公開拡大のため、東宝の松岡功会長(71)と直談判をすることを明かした。他社チェーンでの公開交渉は、ベテラン宣伝マンも「聞いた事がない」と話すほど異例だが、春樹氏は「1000万人動員を目指す。もう松岡さんとはアポイントを取った」と本気だ。
この日、好調に封切られた勢いと同じく、春樹氏の勢いは止まらなかった。舞台あいさつを終え、東映本社で「勝負は初日から。興行の小屋(映画館)を広げたい。松岡(功)さんと会って交渉したい」と一気に話した。現在は全国301館で公開されているのを500館に増やしたいとした。さらに「松岡会長は、おれが何でアポイントを取ったか知らないだろうから、新聞を見て知ることになるな」と、奇襲作戦の全ぼうを明かした。
同席していた東映幹部も突然「他社との交渉」を宣言され、どう対応していいか判断がつきかねている様子だった。それでも、かつて日本映画界の風雲児と称された春樹氏の仰天構想を、誰も止めることはできない。東宝側も「ノーコメントです」としか答えようがなかった。
春樹氏が1億円以上私費を投じた、姉の辺見じゅん氏原作作品だけに「自分との戦争に勝つ」と強い言葉で決意表明した。また「日本映画史に残る作品。66本映画を作ってきて、初めてキャストとスタッフの心が1つになったのを感じた」と繰り返し、次回作も「大和チーム」を集結させたいとの意向を示した。