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AKB大ヒット連発でキングレコードが上半期5位躍進

 オリコンは14日、2011年上半期の音楽ソフト(シングル・アルバム・音楽DVD)の売り上げをまとめた市場レポートを発表した。レコードメーカー別では、いきものがかりアヴリル・ラヴィーンらのアルバムが好調だったソニー・ミュージックエンタテインメントが上半期総売上253.2億円(前年同期比94.8%)で3年連続上半期トップ。エイベックス・グループ・ホールディングス、ユニバーサルミュージック、ジェイ・ストームが続き、上位4社は前年と同じ顔ぶれとなったが、AKB48の快進撃によりキングレコードが前年6位から5位へと躍進した。

シングル史上最高の初週133.4万枚を売り上げたAKB48「Everyday、カチューシャ」 

シングル史上最高の初週133.4万枚を売り上げたAKB48「Everyday、カチューシャ」 

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 昨年もAKB48のシングル「ポニーテールとシュシュ」(上半期57.7万枚)をはじめとするヒットで上半期65.5億円を売り上げ、8位から6位へ上昇したキングレコードが、さらに売上規模を拡大した。

 6月に東京・日本武道館で開票イベントが行われた「選抜総選挙」の投票権付きで話題となり、シングル史上最高の初週売上133.4万枚を記録した「Everyday、カチューシャ」(上半期149.9万枚)、「桜の木になろう」(同107.7万枚)の2作がミリオンを突破。さらに、自身初のオリジナルアルバム『ここにいたこと』(同60.2万枚)も上半期2位とメガヒットを連発し、前年売上を約38億円上回る103.9億円(前年同期比158.6%)を売り上げた。

 下半期においても、選抜総選挙上位21名が歌う22ndシングル「フライングゲット」(8月24日発売)、23rdシングル(10月発売予定)、2年連続開催の「選抜じゃんけん大会」の結果が反映される24thシングル(12月発売予定)と2ヶ月毎の発売が発表されており、同社の好況はしばらく続きそうだ。

■2011年上半期メーカー別売上ランキング(オリコン調べ)
1(1)ソニー・ミュージックエンタテインメント 253.2億円(94.8%)
2(2)エイベックス・グループ・ホールディングス 195.2億円(80.7%)
3(3)ユニバーサルミュージック 175.3億円(101.8%)
4(4)ジェイ・ストーム 124.2億円(114.7%)
5(6)キングレコード 103.9億円(158.6%)
6(5)EMIミュージック・ジャパン 65.6億円(79.5%)
7(7)ビクターエンタテインメント 59.5億円(100.7%)
8(10)ワーナーミュージック・ジャパン 55.1億円(119.7%)
9(9)ポニーキャニオン 52.6億円(112.8%)
10(8)日本コロムビア 31.9億円(58.6%)
※左から順位、前年上半期順位、メーカー名、売上金額、前年同期比
※集計期間:2010年12月27日〜2011年6月26日

◆2011年オリコン上半期ランキング特集
 シングルアルバムDVDミュージックDVD過去のランキング


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