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辻井伸行アルバムが2位、ピアニスト歴代最高位18年ぶりに更新

■辻井伸行関連作品のランキング動向

 『第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール』(米 フォート・ワース)で日本人として初優勝したピアニスト・辻井伸行の『debut』が、22日発表の6/29付オリコン週間アルバムランキングで2位に急上昇。西村由紀江『101回目のプロポーズ』(1991年8月)の最高位3位を17年10か月ぶりに上回る、ピアニストの歴代最高位を記録した。今回の記録達成に辻井は「日本で、ものすごくたくさんの人が僕のCDを聴いてくださっていると聞いて、ビックリしています」と、驚きを隠せない。

辻井伸行のデビューアルバム『debut』(2007年10月24日発売)  

辻井伸行のデビューアルバム『debut』(2007年10月24日発売)  

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 同時に今回の記録は、指揮者・小澤征爾『ニューイヤー・コンサート2002』(2002年1月)の最高位(2位)と並び、クラシック・アーティストのアルバムで歴代最高位タイの快挙。また、指揮者・佐渡裕とのコラボアルバム『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番』(2008年10月)も3位となった。さらに、同日付週間DVDランキングでも『川のささやき〜辻井伸行 サントリーホールLIVE!』(2008年6月発売)が総合7位となるなど、当分勢いはおさまりそうにない。

 これを聞いた辻井は「今、ドイツの音楽祭に招かれてドルトムントという町に来ていますが、成田空港でもフランクフルト空港でも『おめでとうございます』と声をかけてくれる人がいました」「今回参加する音楽祭はドイツで最も有名なピアノ・フェスティバルだそうで(中略)そうした中に自分も参加できるなんて、夢のようです」と、改めて喜びをかみ締めている様子。また、「コンクールに優勝できたおかげで、こうした演奏の場をたくさん用意してもらっています。一回ごとに成長して、聴く人に感動を届けられるピアニストになってゆきたいです」と、今後の豊富を語った。


 小澤征爾



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