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日本を勇気づけたサイト“PRAY FOR JAPAN”緊急書籍化

 東日本大震災の夜、栃木県北部の一時避難所で20歳の大学生・鶴田浩之氏が停電の中たった一晩で制作したWEBサイト「prayforjapan.jp」。震災の被害を知った国内外の人達が、日本を勇気づけようと同サイトに贈ったメッセージを集めた書籍『PRAY FOR JAPAN-3.11 世界中が祈りはじめた日-』が講談社より緊急出版されることが3月31日、わかった。あの日、TwitterやFacebookで “♯prayforjapan”の応援メッセージを見た時に「これは、きっと日本の財産になる」と直感したという鶴田氏。発売日は4月下旬を予定しており、書籍の印税は「prayforjapan.jp」を通じて、被災地に全額寄付される。

Twitterから始まった“#prayforjapan”の支援の輪 

Twitterから始まった“#prayforjapan”の支援の輪 

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 3月11日・午後2時46分。突如東日本を襲った震災のニュースをTwitterで知った英語圏の男性が、その12分後に「prayforjapan(日本のために祈る)」と投稿したことが発端。「♯prayforjapan」 がキーワードとなって世界中から励ましの声が挙がった。

 この“世界が日本を励ましている”という動きを伝えたのが同サイトであり、世界184ヶ国から2日で300万人のアクセスがあり、10ヶ国語に翻訳されている。また、「地震を逮捕しに行く」と言って家族を守ろうとする2歳の息子や、徹夜で電車の運行安全確認や駅の混乱と対峙する電車職員など、街で見かけた“ヒーロー”を称えるエピソードも多く、見ているだけで自然と涙が溢れだす。

 同サイトの生みの親である鶴田浩之氏は、1991年長崎県生まれの現役大学生だ。13歳の頃からWebサービスやメディアを作成し、その後16歳で“企業人”となるなどずば抜けた行動力の持ち主。今回の書籍化にあたり「世界中の人々が、日本を見守っている。この事実を、インターネットに触れていない人たちにも、届けたい」と胸の内を明かしている。

 また、異例の緊急出版に踏み切った経緯を「海外からの応援メッセージを被災地に届けること」、「被災地の声を全国・海外にとどけること」の2つを使命と同社。国境を越え“復興”の2文字をただただ願う力強いエールが収められている。

関連写真

  • Twitterから始まった“#prayforjapan”の支援の輪 
  • 「ロンドンの友人が慣れない日本語で書いてくれた手紙」(『PRAY FOR JAPN-3.11 世界中が祈りはじめた日-』より) 
  • 「コスタリカから日本への寄せ書き」(『PRAY FOR JAPN-3.11 世界中が祈りはじめた日-』より) 
  • 「ロンドンのデザイナーからの写真」(『PRAY FOR JAPN-3.11 世界中が祈りはじめた日-』より) 
  • 「がんばろう福島」(『PRAY FOR JAPN-3.11 世界中が祈りはじめた日-』より) 
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