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【オリコン】今年最も売れた“本”は村上春樹『1Q84』、2冠達成

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【特集】『オリコン2009年年間“本”ランキング』はこちら

2009年最も売れた本は、村上春樹著の『1Q84 BOOK1』(新潮社) 

2009年最も売れた本は、村上春樹著の『1Q84 BOOK1』(新潮社) 

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■作家別でも首位獲得で村上春樹09年2冠

 村上春樹の『1Q84』第1巻が2009年年間“本”ランキングのBOOK(総合)部門の首位を獲得した。オリコンが、WEB通販を含む全国書店1717店舗からの売上をもとに集計(2008/11/17〜2009/11/22)して発表した。同著『1Q84 BOOK1』(新潮社・今年5月発売)は期間内に108.0万部の売上を記録し、同時発売の第2巻『1Q84 BOOK2』(同)も売上89.6万部で3位にランクイン。年間TOP3の内の2作を『1Q84』が占めた。また、村上は『作家別売上部数ランキング』でも年間1位を獲得し2冠を達成した。

 今年5月に2冊同時に発売された同著は、『アフターダーク』以来5年ぶりの村上の新作として注目も高まり、発売直後から品切れ店が続出。6/8付から7/6付までの5週連続で1、2巻がBOOK(総合)部門の週間ランキング1位、2位を独占する人気となった。なお、村上の作品は期間内の総売上部数は198.1万部を記録した。

 2位には、昨年末の麻生元首相による誤読騒動から人気に火がつき、期間内に100.1万部を記録した、漢字の読み方本『読めそうで読めない間違いやすい漢字』(二見書房・2008年1月発売)がランクイン。また、今年はゲーム攻略本とブランドムックも数多く出版され、そんな中、『ドラゴンクエスト? 星空の守り人 NDS版 大冒険プレイヤーズガイド』(集英社・2009年7月発売)が7位(売上47.6万部)、ブランドバッグが付いた『Cher 09-10 AUTUMN/WINTER COLLECTION』(宝島社・2009年8月発売)が8位(売上45.8万部)とTOP10入りした。

 一方、文庫部門では、83.5万部を売上げた道尾秀介『向日葵の咲かない夏』(新潮社・2008年8月発売)が首位を獲得。この知らせを受けて道尾は「80万人もの人がこの本を買ってくれたということは、読み終えるのに仮に1人3時間かかったとして、ぜんぶで240万時間も使わせてしまったことになる。その時間で実に4800万杯ものカップラーメンが完成する。それに見合うだけのものが、果たしてこの物語にあったのかどうか。――あった、と思わなければ作家なんて怖くてやっていられない」とコメントを寄せた。

 このほかコミック部門は尾田栄一郎『ONE PIECE』(集英社)の52巻〜55巻がTOP4を独占、タレント本部門では中居正広の『私服だらけの中居正広増刊号 〜輝いて〜』(売上37.0万部・扶桑社・2009年8月発売)が年間1位に輝いた。



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