昨年秋に子会社9社を統合し、5月には『ニコニコ動画』を運営するドワンゴと経営統合したKADOKAWAが、25日発表のオリコン『2014年上半期書籍マーケットレポート』(対象期間:2013年12月30日〜2014年6月29日)で大きく躍進。BOOK・文庫・コミックの総合で前年同期の角川グループパブリッシングの売上額を大きく上回る496.6億円(前年比315.4%)を記し、出版社別シェアで講談社に次ぐ2位に。経営統合効果が顕著となった。 KADOKAWAの当期売上において規模・伸び率の双方で最も目立ったのはBOOK部門。売上額は184.2億円(前年同期比521.5%)で前年の上位出版社である講談社や今期2位の学研パブリッシング(142.5億円)を抜いてトップに踊り出た。以前から強かった文庫部門も167.7億円で前年に続いて1位を堅守、2位(講談社 63.4億円)以下を大きく引き離してBOOK・文庫の2冠を達成した。
2014/07/25