オリコンは30日、2013年上半期の映像ソフト（DVD、Blu-ray Disc）の売り上げをまとめた市場レポート（対象期間：2012年12月31日〜2013年6月30日）を発表した。メーカー（発売元）別売上では、ソニー・ミュージックエンタテイメント（SME）が、118.7億円（前年同期比84.9％）で、6年連続の上半期トップを死守した。

　同社映像ソフトの売上額は、アニメを主力とする傘下のアニプレックスの売上が約6割を占め、そのほかの音楽レーベルと合わせ、映像ソフト売上の2大ジャンル「アニメ」と「音楽」の両方にまたがる総合力を活かして安定したシェアをキープした。

　続く2位はキングレコードで、前年同期比246.8％と約2.5倍の大幅増となり、昨年上半期の8位から急上昇。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：Q〜』のヒットをはじめ、ももいろクローバーZのソフトが大きく売上を伸ばしたことも貢献した。また、同社の上半期の前年比増は2年連続で、2005年の集計開始以来初のTOP3入りを果たした。

　3位は前年上半期に引き続き同順位となったバンダイビジュアル。『機動戦士ガンダムUC』の新作が安定したヒットを続けたことに加え、新たに『ガールズ＆パンツァー』『宇宙戦艦ヤマト2199』などが高い売上実績を誇り、3位をキープした。

　さらに、上位10社中7社が売上金額で前年同期比増。上位メーカーの発売タイトルの健闘が映像ソフト全体の前年比増（101.7%）にも繋がる結果となった。



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