3/4付の“本”ランキング文庫部門では、2月22日に発売された『ビブリア古書堂の事件手帖4〜栞子さんと二つの顔〜』が週間22.6万部を売り上げ、首位に初登場。これにより、11年6/6付で週間34.1万部を売り上げた『涼宮ハルヒの驚愕 初回限定版』(角川グループパブリッシング)に次いで、同部門の歴代2位の週間売上部数を記録した。さらに同日付で、「ビブリア〜」シリーズ4作の累積売上部数は303.5万部となり、シリーズ300万部を突破した。 同シリーズは、鎌倉の古書堂を舞台に、本に関する並外れた知識を持つ女店主と、“本が読めない体質”の青年が、客が持ち込む古書の謎や秘密を解き明かすミステリー。1話完結で読みやすく、表紙のイラストで登場人物をイメージできる。さらに読み進めるうちに古書にまつわる知識を得ることができるなど、作品を語るうえでフックにしやすい要素が多いことから、書店員やファンの口コミで人気が広がりヒット。今年1月には剛力彩芽主演で実写ドラマ化された。
2013/03/11