書店員をはじめとする“各界のマンガ好き”で構成されるマンガ大賞実行委員会は21日、『マンガ大賞2013』のノミネート作品11作品を発表した。

　6回目となる今年は、『少年週刊ジャンプ』で連載中の『暗殺教室』（松井優征、集英社）、2011年に実写映画化された『高校デビュー』の河原和音氏原作の『俺物語!!』（作画：アルコ、集英社）などが選出された。

　同賞は「今、この瞬間いちばん面白いマンガを決める」をテーマに設立されたもので、これまで受賞作やノミネート作が数多くアニメ・ドラマ・映画化されている。

　2008年の第1回大賞の『岳』（石塚真一、小学館）は小栗旬主演で映画化し、第2回大賞の『ちはやふる』（末次由紀氏、講談社）はテレビアニメで現在放送中、第3回の『テルマエ・ロマエ』（ヤマザキマリ）は阿部寛主演で映画化されている。また、昨年大賞を受賞した『銀の匙』（荒川弘）はフジテレビ系の深夜アニメ枠「ノイタミナ」でのアニメ化が決定している。

　1次選考は、2012年1月1日から12月31日までに単行本が発売された作品のうち、最大巻数が8巻までのマンガ作品（過去にマンガ大賞を受賞した作品は除く）から最大5作品に投票。得票数上位10作品がノミネートされた。

　今後は、選考員が全ノミネート作品を読んだ上で上位3作品を選定し、ポイント制で集計して1作品を決定する。大賞発表および授賞式は3月下旬を予定。

　以下はノミネート作品一覧

『暗殺教室』松井優征
『海街diary』吉田秋生
『乙嫁語り』森薫
『俺物語!!』河原和音・アルコ
『山賊ダイアリー』岡本健太郎
『テラフォーマーズ』貴家悠・橘賢一
『人間仮免中』卯月妙子
『ハイスコアガール』押切蓮介
『ぼくらのフンカ祭』真造圭伍
『ボールルームへようこそ』竹内友
『九井諒子作品集　竜のかわいい七つの子』九井諒子