2006年01月27日 09時00分
再び帰って来たヒーロー!妖怪ブームの“目玉”が登場!
京極夏彦のベストセラー小説が原作の『姑獲鳥の夏』、個性豊かな妖怪たちが多数登場する『妖怪大戦争』と、昨夏、妖怪をモチーフにした映画が公開され、今年は“妖怪”の代名詞である『ゲゲゲの鬼太郎』も実写化されるという。俄かに“妖怪ブーム再燃”が囁かれる中、3月15日にはTVアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』のDVD BOXがリリースされる。
68年に第1シリーズのTVアニメが放映されて以降、各年代に1シリーズずつTVアニメ化されてきた『ゲゲゲの鬼太郎』。本作は85年〜88年にかけて放映された第3シリーズで、人間と妖怪が共存する世界を願う鬼太郎の活躍を描き、平均視聴率23.3%、最高視聴率29.6%という驚異的な数字をたたき出し、全4シリーズ中、最大のヒットを記録している。
他のシリーズとは違って、鬼太郎を“戦うヒーロー”として明快に描いたこの第3シリーズが放映されていた80年代後半、日本はバブル経済の最盛期。突き抜けた明るさがあり広がりのあるこのシリーズは、その時代にフィットし、上記の通り大ヒットを記録。
そして今、時代は“株バブル”。新たなヒーローが求められているそんな時代に、鬼太郎が再び帰って来たのは必然なのかも知れない。
妖怪は、人間の心の闇や恐怖心が生むものであるという。そして、社会情勢が不安定になると、決まってブームが起きているそうだ。そう考えると、“妖怪ブーム再燃”も起こるべくして起こったかのように見えてくる。
妖怪は、その時代の人々の心を映し出しているのだ。
(
『オリジナル コンフィデンス』誌 1月30日号より)