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レディー・ガガのサックス奏者、クラレンス・クレモンズ逝去

 米国出身のブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドのサックス奏者で、“ザ・ビッグマン”の愛称で親しまれたクラレンス・クレモンズさん(享年69)が18日、脳卒中の合併症のため死去していたことが、わかった。クラレンスさんは、今年『SUMMER SONIC 2011』の出演が決定しており、生のパフォーマンスが観られると多くのファンが期待した矢先の訃報だった。

左からクラレンス・クレモンズさん、ブルース・スプリングスティーン 

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 ブルース・スプリングスティーンのレコーディングやコンサートでバック演奏を務めるEストリートバンドのメンバーとして活躍してきたクラレンスさんは、レディー・ガガの最新アルバム『ボーン・ディス・ウェイ』(5月23日発売)のレコーディングにも参加。最新シングル「ジ・エッジ・オブ・グローリー」のミュージックビデオで共演しており、ガガとクラレンスさんのみが出演する彼をフィーチャーした作品となっていた。

 バンドメイトで40年来の友人であるブルース・スプリングスティーンは、「クラレンスは素晴らしい人生を生きました。彼は人びとへの愛情に満ちた心の持ち主で、そんな彼だからこそ人びとが愛したのです。彼はサックスを愛し、ファンを愛し、毎晩舞台に立つと自分の持つすべてを捧げました」と公式サイトでコメントし、容体が回復に向かっていると報じられた際は、ガガら世界中からお見舞いのコメントが寄せられた。

 またブルースは「彼の死ははかり知れない損失ですが、僕らは彼と知り合って、約40年間もそのそばに立つ機会を得られたことを名誉に思い、感謝しています。彼は僕の最高の友人であり、パートナーであり、彼が隣に居てくれたおかげで、僕のバンドと僕は自分たちの音楽の中にある物語をはるかに深く語ることができました。彼の人生、彼の思い出、彼の愛情はその物語の中と僕らのバンドの中で永遠に生き続けます」と胸の内を語っている。

 ブルースとクラレンスさんの最後の共演は、昨年12月7日に米アズベリー・パークで行われた『The Promise』の再現ライブで、今年5月25日に発売されたブルース・スプリングスティーンのDVD『プロミス:メイキング・オブ“闇に吠える街”』に収録されている。

 このほかU2のボノも訃報を受け、米アナハイムで行われたコンサート中に「皆で彼のサックスが奏でる美しいシンフォニーに想いをはせよう。皆でブルースとEストリート・バンドに想いをはせよう。クラレンス・クレモンズに祈りを捧げよう。彼は音楽を運び、また音楽に運ばれてこの日まで生きてきたのだ」とコメントし、「モーメント・オブ・サレンダー」を演奏。ブルースの「ジャングルランド」の歌詞を読み上げた。

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