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『ap bank fes』、開催決定 被災地に収益金を全額寄付

 野外ライブイベント『ap bank fes ’11 Fund for Japan』が、7月16日〜18日の3日間、静岡県掛川市つま恋で開催されることが決定した。音楽プロデューサー・小林武史は「こんな大きな震災があって動かなかったら、ap bankなんて作った意味もない」とオフィシャルサイトを通じて訴えており、東日本大震災の復興支援のために立ち上げられたプロジェクト「ap bank Fund for Japan」を通じてイベントの収益金が全額寄付される。

野外イベント『ap bank fes ’11 Fund for Japan』のロゴ 

野外イベント『ap bank fes ’11 Fund for Japan』のロゴ 

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 同イベントは、小林とMr.Childrenの櫻井和寿によるバンド・Bank Bandが中心となり、2005年より開催され、今年で7回目。過去には井上陽水小田和正桑田佳祐矢沢永吉らが出演し、ライブのほか、オーガニックフードやエコ商品の販売、環境問題関連のトークショーなどが行われてきた。今年は、音楽を通して災害復興に向けてのメッセージが送られる。

 小林は「みんなそれぞれ想いを持って有益な行動をしています。気がつくと、そこには想いを持った人が集まれる場所が出来上がっていました。手前味噌ですが、ap bankを作ってよかったな、と思いました」と復興支援活動を行っている同スタッフやボランティアに敬意を払い、「僕らはこの危機的状況下のリーダーという訳じゃないけど、とにかく音楽の使い手ではあるので、その力を利用して、ひとつの大きな方向性を作れると、思います。とりあえず、いま回り続けている想いを持った行動を続けて、つま恋に繋げたい」とイベント開催に意欲を見せている。

 また櫻井は「この震災に直面し今一度、でもあのときよりも、もっともっと強い想いで初心の志を胸に刻みたい。苦しんでいる人たちの為に何が出来るのかを考えたい」とap bankを立ち上げた当初の想いを胸に、同イベントに挑む。

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