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サンドと共に被災した熊谷育美が決意「気仙沼で音楽を作り続ける」

 地元・宮城県気仙沼市で被災したシンガー・ソングライターの熊谷育美が、香港で23日に開催される『香港アジアポップミュージックフェスティバル』の出演を断念したことが20日までにわかった。熊谷は同フェスティバルに日本代表として出演予定だったが、お笑いコンビ・サンドウィッチマンとのテレビ番組ロケ終了後に被災し、避難生活を余儀なくされていた。

 熊谷は同フェスの日本代表に選ばれたときのことを振り返り「本当に気仙沼の人達は喜んでくれました。“気仙沼から世界”という夢に一歩近づいたんだなという期待を頂き、まさに香港に向かう直前に今回の震災に遭いました」と告白。知人の車に乗り秋田空港を目指し、東京までたどり着いたものの、国内の状況を鑑みて同フェスへの参加を断念した。

 「本当に残念ではありますが、この判断に関してやむを得ないと受け止めています」と話す熊谷は「今後も私は故郷である気仙沼に暮らし、音楽を作り続けていきます」と力強く宣言。「いつの日か、気仙沼から本当に私の歌が世界に届けられればと思っています」と決意を新たにしている。

 熊谷は2009年11月、シングル「人待雲」でメジャーデビュー。昨年5月、シングル「月恋歌」が映画『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』主題歌となり話題を呼んだ。昨年7月には、リアスさんりく気仙沼大使にも就任している。

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