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X JAPAN、EMIミュージックと北米専属契約! 13年ぶり新曲3月発売決定

 ロックバンド・X JAPANが、北米における製造および流通についてEMIミュージックと3年間の専属契約を締結したことが27日、わかった。1998年3月の「THE LAST SONG」以来、実に13年ぶりとなるシングル第1弾「JADE」を3月15日に北米限定で発売する。初の海外流通に、リーダーのYOSHIKIは「北米ツアーもやって、やっとドアを開けたって感じ。本格的な全米デビュー曲になる」と自信をのぞかせ、さらに自身初のレギュラーラジオ番組が2月より北米でスタートすることも決まった。

EMIミュージックと北米における契約締結を発表したX JAPAN(C)Japan Music Agency 

EMIミュージックと北米における契約締結を発表したX JAPAN(C)Japan Music Agency 

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 昨年、本格的な全米ツアーを敢行して地ならしを終えたX JAPANが、満を持してリリースラッシュに入る。第1弾は、2009年5月の東京ドーム公演で初披露された「Jade」。「海外では新人なんで」と謙そんするYOSHIKIは、「まずは「JADE」。その後にもう2枚、リマスターした「I.V.」と「Born To Be Free」のシングルを出してから、アルバムを年内に出したい」と具体的なプランを明かす。現在、レコーディングは最終段階に入っており「5割ほどが新曲になる」予定。オリジナルアルバムも実に15年ぶりの新作だ。

 昨年の北米ツアーを経験したことで、YOSHIKIは「X JAPANってライブバンドだなって思った。たたき上げられてきたんだな」と改めて実感。持病の椎間板ヘルニアを抱え「こういう体なんで、どうなるか悩んでる」と不安もあるが「ライブ100本、やれと言われれば、なんとかできるとは思う。『破滅に向かって』とか言って、何回もやってるし」と自虐的に笑う余裕も生まれた。

 彼らが北米での専属契約を結んだEMIミュージックといえば、昨年、アーティスト活動休止宣言後に宇多田ヒカルが全世界における契約を締結したばかり。X JAPANの新曲「Jade」の日本発売はまだ決まっていないが、現在、EMIミュージックとは日本を含めた北米以外の国との契約交渉も進めており、宿願の本格的世界進出を成功させたい構えだ。いずれは欧州公演実現の野望も抱いており、せっかく手に入れた世界への切符をしっかりとものにする。

 契約にあたり、北米EMIミュージックのドミニック・パンディシア副社長は「彼らはアメリカにて、本当のファンを作り上げている。私たちは、そんな彼らと共に、これからもっとたくさんのファンを作ることをとても楽しみにしている!!」と大きな期待を寄せる。

 2月からは、全米で2000万人以上が登録する米衛星ラジオ会社・Sirius XM Radioで毎月1回1時間放送のラジオ番組、その名も『YOSHIKI RADIO』がスタート。エミネム、ボブ・ディラン、ブルース・スプリングスティーンら名だたるミュージシャンが番組を持ち、YOSHIKIにとっては記念すべき初のラジオパーソナリティ。「基本的に日本の文化とかを伝える番組になると思う」と自ら日米の架け橋となり、番組や新曲を通じてX JAPANが全米を駆け巡ることになりそうだ。

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