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マッチ、30周年ファイナルで涙「持つべきものは友人、後輩、ファン」

 歌手で俳優の近藤真彦が10日、東京・日本武道館でデビュー30周年記念全国ツアーのファイナル公演初日を行った。ファンの「マッチ」コールを全身に受けた近藤は目頭を熱くさせ「泣いてんじゃないんですけど…感動してます。ホント、30年は長い…」と感謝の言葉を口にし涙を拭う場面も。アンコールには、少年隊の植草克秀を筆頭にジャニーズ事務所の後輩たちが祝福に駆けつけ、近藤は「持つべきものは友人、後輩です。そして、ファンです」と万感の思いを語った。

 今年4月から始まった21年ぶりの全国ツアー『あの街この街マッチとデート 想い出ツアー』ファイナルで、近藤が30周年の集大成をみせた。ゴンドラに乗り、約20メートルの高さから熱唱するパフォーマンスで序盤から観客の度肝を抜いた近藤は「感謝の気持ちでいっぱいで、泣いちゃいそうです。30ヶ所以上を回ってきて、やっと武道館に戻ってきました」。35年以上の付き合いになる盟友・野村義男もギタリストとして参加し「ヨッちゃんに会えて助かりました。やっぱり友達はいいですね」と改めて友情も確かめ合った。

 オーケストラとバンドを率いて数々のヒット曲を披露した近藤は「今日は、後輩たちも見に来てくれてる。『まだ、おっさん走ってるな』と思ってみてくれたら」と自らを奮い立たせてラストまで疾走。終盤には“大先輩・マッチさん”の声を受けて植草や佐藤アツヒロ、V6の長野博、KinKi Kids、テゴマス、KAT-TUNがステージ上に登場し、会場を盛り上げた。

 日本武道館2daysの初日を終えた近藤は、終演後に報道陣のインタビューに応じ「ジーンと来た。30年って長いので、ファンの人はよく付いてきてくれたな」と感無量の様子。『第52回日本レコード大賞』では最優秀歌唱賞に選ばれるなど、節目の年にふさわしい活躍となったが「まだまだ勉強しなきゃいけない。大きな賞が励みになって、頑張れる」とさらなる飛躍を誓った。

 「魂の歌声と思った」(堂本光一)など、後輩から熱視線を送られた近藤は、報道陣から「来年もツアーを!」とあおられると「来年ね〜考えさせてください」と及び腰。それでも、今年の大みそかのジャニーズ恒例年越しライブの出演には「まだまだ後輩たちには負けられない!」と目をギラ付かせていた。長きに渡った全国ツアーは11日(土)の武道館公演でラストを迎える。

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