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【編集長の目っ!】24才、等身大の川嶋あい

■24才の川嶋あいは、何を考え、何を見ているのだろうか…。

 川嶋あいがまだ24才だったなんて…。ずいぶんとキャリアを積んできた印象があるが、今年でデビュー7年。17才でデビューしたから24才か……と、ようやく納得。彼女は2001年に中学卒業と同時に上京し、ストリートライブで地力を付け、CDを手売りし、その評判は口コミで徐々に広がり、チャンスをつかんだ。苦労に苦労を重ねた女子高生シンガーということで注目を集め、彼女の歌に共感、共鳴した学生組織が彼女をバックアップし、どんどん大きな波になっていった。

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 彼女はボランティア活動にも積極的に参加し、阪神・淡路大震災で傷ついた子供達を歌で癒し、アフリカの恵まれない子供達のために学校を設立したりと、社会貢献を自分の中の大きなテーマとして持っている。自身が様々な苦労をしてきて“痛み”を知っているからこその心の叫び、想いが、まっすぐボランティア活動という道へ繋がっているのだろう。

 そんな彼女の活動を見てきたからか、「まだ24才!?」と思ったのかもしれない。
 24才。


 24才と25才というのは全く違う。個人的には、25才というのは30才へ向けてのスタートという感じがするし、そういう意味では男も女も“微妙”な年頃だと思う。

 “微妙”というのは決して悪い意味ではなく、一旦立ち止まって、過去を振り返ったり、今を見つめ直したり、未来に思いをはせたり、色々と考える時期ではないだろうか?そんな“等身大の24才・女子”がギュッと詰まっているのが、彼女の5/26発売の5枚目のアルバム『24/24』だ。

 これまで、例えば1000回路上ライブなど、様々なことにチャレンジしてきた彼女が一旦立ち止まり、今その瞳に映っている景色、情景をシンプルな言葉で表現している。川嶋あいという1人の人間がこのアルバムを通してたくさんの人とつながり合おうというメッセージが、一枚を通して伝わってくる。

 シンプルな言葉だからこそ、心に伝わってくる。その言葉達が、優しさの中にも芯の強さを感じさせてくれる彼女の声に乗ると、色々な想いを掻き立ててくれる。そしてライブで聴きたいと思わせてくれる。このアルバムの曲を、ライブで聴いたとき、胸に広がる風景はどんな感じなんだろう?―――そんなことを思わせてくれる。

 毎年恒例、“8.20”のコンサートは、いつもの渋公(C.C Lemonホール)から今年は初の東京国際フォーラム(ホールA)で行われる。彼女は改めてそこで、24才の自分と向き合い、これまで支えてくれた全ての人に感謝の気持ちと、そして“希望”を歌に込めて、あの広々とした空間を“潤して”くれるはずだ。

■Ai Kawashima Live Journey 2010
8/20(金) 東京国際フォーラム ホールA決定!
6/4まで先行チケット発売中! http://l-tike.com/ai-tike/


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  • 5枚目のアルバム『24/24』(5/26発売) 

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