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【編集長の目っ!】最強の“普通”。木山裕策

■誰も感じ、想うことを“普通”の男が歌うと、“最強の普通”になる

 よく、顔にはその人の性格が出るといわれるが、シンガーの声、歌にも、その人の性格が出ていると思う。昨年のデビュー以来、その温かくてどこまでも優しい歌声が、幅広い層から支持されている木山裕策の歌を聴いているといつもそう思う。

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 夢見ていた歌手への道。一度は病気であきらめてしまったが、病気に打ち勝ち、オーディション番組で見事チャンスをつかんだ。そしてデビュー〜紅白歌合戦の大舞台で歌う、と、こうやってこの一年の彼の軌跡を書いてみると、なんとも劇的なストーリーに思えてしまうが、木山本人は至って“普通”だ。

 一躍注目の人になっても出版社勤務を続け、奥さんと4人の子供、家族を何よりも大切する良きパパであり夫。そんな“普通”の男が歌う歌だからこそ、多くの人から愛されているのではないだろうか。

 木山の歌は“目線”の高さが、聴いている側と同じだ。誰もが目にしている何気ない日常と、誰もが感じる心の動きを真っ直ぐに切り取って、それを素直に届けてくれる。木山の目線の先にいつも存在している、家族、妻を愛する気持ちに乗せて届けてくれる。

 そんな、妻への愛を素直に表現した、ニューシングル「I believe/永遠」からは、結婚当時の妻への想いと現在の想い、変わらぬ愛情が2曲を通してストレートに伝わってくる。

 インタビューで「歌、家族、会社という3本柱はこれからも大切にしていきたい」と語り、これまでと同じスタンスで歩いていきたいという、どこまでも“普通”の男が届けてくれるラブソングの温かさは極上だ。だから“普通”が“普遍”=スタンダードになって、いつまでも歌い継がれていくし、多くの人の心の中に残るのではないだろうか。

 木山裕策、そしてその歌は“最強の普通”だ。

最新インタビュー『妻との出会い、家族、歌、会社・・・そして木山裕策の今とは?!』


 木山裕策

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  • 木山裕策 
  • 8月26日リリースの新曲「I believe/永遠」 

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