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シンガポールにASKA旋風

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飛鳥涼のソロプロジェクト「ASKA シンフォニック・コンサートツアー2008“SCENE”」アジアツアーの模様


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 CHAGE&ASKA飛鳥涼のソロプロジェクト「ASKA シンフォニック・コンサートツアー2008“SCENE”」アジアツアーが4月26、27日シンガポールを代表するクラシックの殿堂エスプラネード・ホールでスタートし、シンガポールの人々にASKA旋風を巻き起こした。

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 このコンサートはASKAがオーケストラとのコラボレーションで行うもので、2005年に東京国際フォーラムで第1回が行われた。当時、ASKAの叙情的なメロディーと心の琴線をふるわすようなボーカルがフルオーケストラと見事にマッチングし、大きな反響を呼び、ASKA自身も手ごたえを感じたことから、2年半の歳月を経てバージョン・アップ版となるアジアツアーが今回組まれることになったもの。

 今回のアジアツアーの特徴はアジア各国の現地オーケストラとコラボレーションを行うという点。シンガポールでは、最近若手オーケストラとして注目度が高まっているザ・フィルハーモニック・オーケストラとの共演となった。

 ASKAはシンガポールでもスーパースターということもあり、2000席ほどのホールは2日とも満員。現地在住の日本人も多く見られたが過半数がシンガポールの人々。ASKAが登場するとクラシックの殿堂に歓声が響き渡った。

 今回歌われたのは全部で16曲。ASKAらしい、表現に深みのある詞が特徴の「ID」からスタート。「はじまりはいつも雨」「伝わりますか」「晴天を誉めるなら夕暮れを待て」「けれど空は青」などが歌われた。CHAGE&ASKAのステージとは異なり、ステージでの自分の守備範囲は直径1メートルほど。ほとんどその場を離れずに、作品とボーカルの力だけで客席をいかに感動させることができるか、今回ASKAはその1点に絞ってステージを組み立てていた。

 結論からいうと、普段のバンド・サウンドのステージからは得がたい、リズムに体をあずけるのではなく心の奥底で音楽を受け止める形での感動が客席を包んだのだ。

 実は今回のツアーにはもう一人の立役者がいた。それはアレンジ、音楽監督、指揮を担当した作曲家の藤原いくろう。彼がシンガポールに早くから入り現地のオーケストラとASKAとのマッチングを考えながら、オーケストラの音作りを綿密に行ってきたことが、その成功をもたらせたように思う。今回のアジアおよび日本ツアーはすべて現地のオーケストラと行うが、それが可能になったのは藤原の存在があったからといえそうだ。

 アンコールはASKAがテレサ・テンに贈った作品でアジアでは非常に有名な曲「今でも」、そしてアジア各国で大ヒットした「SAY YES」の2曲。最後はスタンディング・オヴェーションで客席がASKAに感動を伝え最高の幕切れとなった。

 「このコンサートはライフワークとして続けていきたい」とASKA。この後は6月にタイ、8月に中国、9〜10月に日本でのツアーが決定している他、今回の成功を受けて他の国からの打診も入ってきているという。

●今後の予定
6月21日 タイランド・カルチャー・ホール(タイ・バンコク)
8月2、3日 上海大劇院(中国・上海)
9月30日、10月1日 大阪城ホール
10月5日 マリンメッセ福岡
10月9、10日 日本武道館
10月14、15日 日本ガイシホール
10月18日 真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

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