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コブクロ、無告知で“原点”大阪路上ライブ「昔を思い出した」

 人気デュオ・コブクロが17日、JR大阪駅前で路上ライブを行った。無告知で行ったものの、たちまち1000人ほどの通行人が集まり、夕空にハーモニーを響かせた。大阪の路上から全国区になったコブクロがストリートライブを行うのは、2008年12月に東京でスタッフにすら内緒で行って以来5年ぶり。結成の地・大阪では本人たちの記憶にもほとんどなく、イベントやミュージックビデオの撮影以外では「メジャーデビュー以来初」という。

結成の地・大阪で“無告知”の路上ライブを行ったコブクロ(17日・グランフロント大阪)

結成の地・大阪で“無告知”の路上ライブを行ったコブクロ(17日・グランフロント大阪)

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 コブクロは5月からアリーナツアーを敢行し、ファイナルでは初のドーム公演を京セラドーム大阪で開催して3万6000人を熱狂させたが、もともと路上出身。「久々に近い距離でのライブをやりたい」と思い立ったという。

 前日に看板やチラシを手づくりした黒田俊介と小渕健太郎の2人は、一切告知をせず、音響設備も持たずに、夕方の大阪駅前にふらりと登場。通行人は目を疑ったものの、身長差を見てコブクロとわかると、瞬く間に人が集まり始めた。

 ギターケースに手書きの『コブクロ』という看板を自ら立て、小渕が「大阪でのストリートはメジャーデビュー以降やっていないので、どうしてもやりたいとお願いしました」とあいさつすると、路上時代にずっと歌っていた「轍-わだち-」からスタート。

 さらに最新曲「One Song From Two Hearts」を披露後には「路上で初めて歌った歌を聴いてください」という紹介とともに、名曲「桜」を熱唱。「スピーカーは入れませんでした。これが本当のストリート。聞こえずらいかもしれないけど、楽しんでください」と呼びかけると、最後に「YELL〜エール〜」を歌い上げた。

 ライブ後に2人は「昔を思い出した」と感慨深げ。「ドームをやって2ヶ月経つけど、どうしてもストリートをやりたかった。“原点回帰”というありきたりの言い方だけど、ストリートができてよかった」と充実感をにじませた。

 2人が自ら告知チラシを配布した、4年4ヶ月ぶりのオリジナルアルバム『One Song From Two Hearts』(12月18日発売)の詳細も発表。ヒット曲「流星」(2010年11月発売)から「One Song From Two Hearts/ダイヤモンド」(今年7月発売)までのシングル6曲に加え、NHK ソチオリンピック・パラリンピック放送テーマソング(タイトル未定)を含む全14曲が収録される。

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