韓国の女性5人組グループ・KARAが8日、分裂騒動後初のライブを横浜アリーナで行い、2度目の日本ツアーをスタートさせた。冒頭でハラが「皆さんに話さなければいけないことがありますよね」と騒動に言及すると「たくさん心配かけてしまってごめんなさい」と詫び、5人そろって深々と頭を下げた。

【写真】その他の写真を見る

　日本でのコンサートは今年1月の東京ドーム公演以来、9ヶ月ぶり。ステージ上15メートルの高さから宙吊りで登場したメンバーは「お久しぶりでーす」と両手を振り、脱退が取り沙汰されているニコルも「フライングに挑戦してみました。かっこよかった？」と笑顔をみせた。

　冒頭のMCでメンバーを代表してハラが「たくさん心配かけてしまってごめんなさい」と謝罪し「私たちKARAは素敵な姿を見せられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」とあいさつ。来年1月に所属事務所との契約が終了し、再契約しないことを表明したニコルは去就には触れず、顔をこわばらせながら胸に手を当て一礼すると、固唾をのんで見守っていた1万2000人の観客から大歓声と拍手が送られた。

　ライブ中には、今月7日に22歳（韓国では23歳）の誕生日を迎えたニコルを祝福。目をうるませながら大きなバースデーケーキのろうそくの火を吹き消すと「今回の誕生日は何回も祝ってもらいましたけど、毎回驚きます」と感激し、「ありがとうございます。愛しています」と満面の笑みを浮かべた。

　KARAは2度目の日本ツアー初日に、ヒット曲「ミスター」「ジャンピン」「サンキュー サマーラブ」など全25曲を披露。11月24日の神戸ワールド記念ホール公演まで全14公演行われる。

⇒⇒ KARAのチケット発売情報